望月歩が語る「マイダイアリー」で演じる“超いい人”の和田虎之介は「とても尊敬できる人」
──現在の虎之介は生命保険会社の営業マンですが、大学生時代との演じ分けはどうですか? 「視聴者目線で考えると、現在パートに入った時に『学生時代からここまでの期間にどんなことがあったんだろう』と想像しながら見ることができますよね。それはこのドラマの楽しさなんじゃないかなと思います。演じる僕としては、社会人になった虎之介のほうが実年齢に近いんですけど、演じていて気持ちが楽なのは学生時代なんですよ(笑)。なぜかというと、僕は大学に行かなかったから、本物のキャンパスで撮影していると『こういうシチュエーションで韓国ドラマみたいな大恋愛をしてみたかったな!』と思えて楽しいんです。大学生の恋愛を描く『ラブレイン』という韓国ドラマが大好きなので、それを想像して(笑)。逆に、今の自分は社会人ではあるんですが、いわゆるサラリーマンではないし、スーツを着ている虎之介のほうが違和感がある。24歳ってもっと大人になっていると思っていたのに…と思いながら演じています(笑)」 ──撮影中に24歳の誕生日があって、共演者やスタッフからお祝いがあったとか。 「劇中で虎之介が使う(メッセージアプリのスタンプ)のトラの絵が付いたタンブラーをいただいたんですが、それでお酒を飲んでいます! 結露が付かない素材なので、ゲームをしながらデスクに置いても安心なので。すごくうれしかったですね」 ──そんな現場で生まれるドラマ、今後の虎之介の見せ場はありますか? 「第2話なんですが、撮影が終わった後に監督から『渋かったね』と言っていただけた場面があったんです。相手の役者さんに向き合って精いっぱい演じただけだったんですけど、いい意味で言ってもらえたんだと捉えていて。僕はこれまでの人生で“渋い”と言われたことはなかったんですけど、その時は、男らしさとか大人っぽさを感じていただけたのかなって。だからすごくうれしかった。編集されてどういう映像になっているか、すごく楽しみです」