望月歩が語る「マイダイアリー」で演じる“超いい人”の和田虎之介は「とても尊敬できる人」
──望月さんが演じる虎之介はとても優しい、いい人です。物語が進むにつれて、変わっていったら嫌だな…と思ってしまうのですが。 「大丈夫です。裏はありませんので安心してください(笑)。むしろ、話数を重ねるごとに、どんどんいい人になっているような気がします。彼の優しさが全面に出るシーンが第2話にあるんですけれど、撮影の時に監督が『もっと気持ちを出していいよ』と言ってくれて。実は虎之介には、優しくなる理由があるんです。そのエピソードはストーリーとして描かれるわけではないんですけど、虎之介に限らず、それぞれの役の人柄にちゃんと設定があって。虎之介の設定は、僕にとってすごく納得できるものなので、視聴者の方にも虎之介が持つ背景を感じてもらえたらうれしいですね」
──ご自身と虎之介に共通点を感じる部分はありますか? 「自分は後回しにして、『それでいいや』って思う自己犠牲的な部分は僕にもあるかもしれません。でも、虎之介は自己犠牲が行き過ぎているので心配ですけど(笑)。本当に、“いいヤツ“があふれ出ているキャラクターなんですよね。僕にはムードメーカー的な要素はないので、演じていてすごく尊敬できる部分がある人です」
──虎之介はばんそうこうを常備していて、優希に渡してあげたりする気遣いもあります。そういった部分は望月さんにはありますか? 「ばんそうこうやハンカチを持っている男の子って、カッコイイですよね! 僕も、高校生ぐらいまでは、虫除けスプレーやばんそうこうなどをポーチに入れて持ち歩いていたんですけど、荷物を減らしたくて、今はやめちゃいました(笑)」 ──そんな虎之介を演じる上での難しさはありますか? 「ムードメーカーとして場を回す明るさを出す瞬間がすごく難しいですね。現場でそのテンションをポンと出すというより、自分のなかの回転数を上げた状態で現場に入ったほうがよくて。その状態に持っていくまでの自分のプロセス作りが大変です」