【台風情報】台風10号はどこまで西寄りに変化?九州の西まで進んだ後に列島縦断か 上陸後も速度 “ノロノロ” で影響長引くおそれ 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【31日まで大雨・暴風シミュレーション】
ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります) 【画像で確認】台風10号の接近タイミング&影響長引くおそれ 31日までの大雨・暴風シミュレーション アメリカ海洋大気庁(NOAA) 台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。 アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報の結果をみると、さらに西寄りへと変わり九州から中国または四国地方を通る予想データが多くなっています ■ヨーロッパの予報機関も九州付近から中四国・近畿を直撃するデータ多く ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予報結果です。他のモデルと同様に九州の南の海上まで進んだのち、進路を北東寄りに変えて日本列島に上陸する予想となっています。ヨーロッパモデルでも九州東部・四国あたりに進んで中国・近畿あたりを直撃する予想データが多くなっています。 【画像で確認】台風10号の接近タイミング&影響長引くおそれ 31日までの大雨・暴風シミュレーション ■気象庁の別モデル雨・風シミュレーション 九州を西回りで北上か 台風進路予想モデルとは異なりますが、日々の天気予報で使われる気象庁の別の数値予報モデルの結果です。予想が更新される度に本州への接近が遅くなっていて、台風10号は28日後半から29日にかけて九州・四国・中国地方に直撃して日本海へと進む予想を示しています。 気象庁の進路予想やアメリカ・ヨーロッパなど海外モデルの予想をみると、非常に強い勢力となって九州の南の海上まで達して、その後、北東方向へ向きを変える傾向はそろっていますが、ただどこを進むのかはかなりのブレ幅があります。これだけ短い時間で進路予想が大きく変わるのはあまりなく、それだけ予想が難しい台風となっています。今後の台風情報に警戒してください。
【画像で確認】台風10号の接近タイミング&影響長引くおそれ 31日までの大雨・暴風シミュレーション ※最終的な台風情報については気象庁の進路予想を参考にしてください。
中国放送