<AnimeJapan 2024>“新時代”に向けた11年目の挑戦 クリエーターにも焦点
世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan(アニメジャパン) 2024」が3月23、24日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。前回より会場規模を拡大し、約5年ぶりにファミリー向け施策、クリエーターにフォーカスした施策が復活する。昨年には10周年を迎え、11年目の今年は次の10年に向けて、さらなる進化を目指す。イベントの総合プロデューサーを務めるバンダイナムコフィルムワークス IP事業本部ガンダム事業部デュピティゼネラルマネージャーの池内謙一郎さんに、今年、そして未来のアニメジャパンについて聞いた。 【写真特集】「鬼滅の刃」「推しの子」「葬送のフリーレン」も 今年のAnimeJapan 豪華ラインアップ
◇今年は“新しい1年”
アニメジャパンは、2014年から開催されているイベントで今年は、次の10年に向けて「アニメ、新時代。」をテーマに開催する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止していた「ファミリーアニメフェスタ2024」も2019年以来、約5年ぶりに復活する。3月25、26日には東京ドームシティ プリズムホール(東京都文京区)で関係者向けのビジネスデイが約5年ぶりにリアル開催される。フードパークが復活し、コスプレパレードも実施されるなど約5年ぶりのフルスペックでの開催となる。
「最初にコンセプトとして掲げた『アニメのすべてが、ここにある』が常にベースになっています。昨年は10周年ということで、集大成のような形で10のテーマを掲げて開催しました。これまでも新しいことにチャレンジしてきたのですが、今年は“10年の節目を越えた新しい1年”と捉え、新しい気持ちでイベントに向き合い、新時代に向けて踏み出していこうとしています」
新たな挑戦の一つとして、リアル会場にブースの出展がないメーカーでもアニメジャパンのECサイトでコラボグッズを販売できるようになり、ウェブのみでもアニメジャパンへの出展が可能になった。
アニメ制作を支えるクリエーターにスポットを当てたクリエイションステージを開催するのも新たな施策だ。アニメジャパンでは、これまでもクリエーターにスポットを当てた展示を行ってきた。ステージイベントは、声優、歌手などが登場することが多かったが、クリエーターの“生の声”を聞けるステージも用意する。