<AnimeJapan 2024>“新時代”に向けた11年目の挑戦 クリエーターにも焦点
「アニメジャパンに限らずアニメ関連のイベントは、声優やアーティストの出演が中心になっていますが、アニメにはさまざまなクリエーターが関わっています。クリエイションステージを通じて、作画や撮影などについて知識はあっても、実際に話を聞いてみて分かることもありますし、別の理解が生まれることがあります。具体的に仕事がイメージできたり、憧れを持ってもらえればと考えております。『アニメのすべてが、ここにある』がコンセプトですし、イベントが続く限り、クリエーターに焦点を当ていきたいです」
「アニメができるまで」を紹介する展示「Production Works Gallery」も見どころの一つで、今回は「アクエリオン」シリーズを題材とした「『アクエリオン』シリーズから学ぶアニメのお仕事~あなたと制作したい~」を楽しめる。アニメ制作の裏側を知ると、アニメへの理解をより深めることができる。さまざまなアニメの楽しみ方を提示するアニメジャパンならではの施策だ。
◇日本と海外がシームレスに
昨年3月に開催された「AnimeJapan 2023」は2日間で約10万人が来場した。昨年、会場を取材する中で、海外からの来場者が増えているようにも感じた。 アニメは、日本を代表する文化になってきたこともあり、海外のファンもアニメジャパンに注目しているようだ。円安の影響で訪日外国人が増えていることもあり、今年も多くの外国人が来場しそうだ。
「年々、海外からの来場者が増えていますし、今年はさらに増えそうです。以前は、距離的なこともあってアジア地域の方が多かったのですが、昨年は欧米からの来場者が増えていたようです。アニメの配信がより身近になったことで、日本と海外がよりシームレスになっている感触があります。スマホで気軽にアニメを見られるようになった一方で、イベントや映画館の来場者も増えています。リアルな体験を楽しめるイベントにしていきたいです」