【プレイイン・トーナメント展望】 76ers対ヒート
76ers対ヒートの注目ポイント:バム・アデバヨ対ジョエル・エンビード
エンビード復帰はヒートにとって悪い知らせだ。 エンビードは復帰してからの5試合で平均30.5分間出場し、30.4得点、9.2リバウンド、5.2アシスト、1.4スティール、1.2ブロックを記録した。健康な状態でプレイオフへの挑戦に臨めそうだ。 そのエンビードを担当するのはアデバヨだろう。年間最優秀守備選手賞の候補であるアデバヨだが、今季唯一マッチアップした2週間前の試合で見せた以上の仕事が必要となる。ヒートが4点差で敗れた一戦で、アデバヨは出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスがチームワーストの-29だった。 NBAのマッチアップデータによれば、アデバヨに守られた際のエンビードは、16得点、2アシスト、1ターンオーバーという数字だ。3ポイントショットは4本中3本成功で、フィールドゴールは12本中6本成功だった。 この時の試合で活躍したのはマクシーだ。ヒートにとって懸念すべき最大の問題だった。だが、エンビードは76ersの心臓だ。ヒートがアップセットを目指すなら、まずは昨季MVPに対するアデバヨの守備が重要となる。
Kyle Irving、坂東実藍 Miran Bando