まさかの“試練”も…「育成落ち」から這い上がったドラ1戦士(4)“主砲の代役”でレギュラーも…?
プロ野球の世界では、ドラフト1位で入団した選手には特に大きな注目が集まる。入団時には栄光を掴んだかのように見えるが、故障や成績不振により、育成契約となる選手も少なくない。ここでは、育成契約から支配下登録を勝ち取り、再び一軍の舞台で躍動しているドラフト1位入団の現役選手を紹介したい。(※今季成績は6月27日時点)
佐藤直樹(福岡ソフトバンクホークス)
·投打:右投右打 ·身長/体重:177cm/88kg ·生年月日:1998年9月3日 ·経歴:報徳学園高 - JR西日本 ·ドラフト:2019年ドラフト1位 ドラフト1位入団も、バットで結果を残せずわずか4年で戦力外通告を受けた佐藤直樹。今季は育成契約で再出発となったが、課題の打撃が開眼し、支配下復帰を果たした。 JR西日本時代から俊足強打の外野手として注目を集め、2019年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。ルーキーイヤーから二軍で盗塁王(20個)に輝くなど、持ち味を発揮した。 翌2021年には一軍デビューを果たしたが、その後は打撃で苦しむシーズンが続いた 昨季はNPBワースト記録に並ぶ9打席連続三振を喫するなど、41試合の一軍出場で打率.167と低迷。ファームでも目立つ数字を残せず、同年オフに育成契約となった。 それでも今季は、ファームで34試合に出場し、打率.340、2本塁打、16打点、10盗塁と猛アピール。柳田悠岐の故障離脱もあり、6月1日に支配下復帰を勝ち取った。 一軍ではここまで14試合に出場し、打率.265(34打数9安打)とまずまずの活躍。外野守備と走塁の能力も高いだけに、バットで結果を残し、一気にレギュラーの座を狙いたい。
ベースボールチャンネル編集部