やっぱり小さなFRがお望み? BMW 1シリーズ(2代目) 多彩なエンジンも魅力 UK中古車ガイド
知っておくべきこと
2代目1シリーズを選ぶ場合は、小さな後輪駆動であることが最大の理由だろう。そこで注意したいのが、駆動系の劣化。特にプロペラシャフト・ベアリングが摩耗すると、シフトレバーを大きく振動させ、フロア付近からカタカタと異音が出るようになる。 リフトアップし、プロペラシャフトを手で揺すれる場合は、ベアリング交換のサイン。また、シャフト自体に目立った損傷がないか、バランスウェイトが外れていないかもチェックポイントだ。 リアデフからのノイズにも注意したい。ピニオンギアやベアリングの摩耗で生じる症状で、友人などに運転してもらい、後方を追走すると異音の有無を確認できる。
英国ではいくら払うべき?
■5000ポンド(約93万円)~9999ポンド(約185万円) フェイスリフト前の、走行距離の伸びた2代目1シリーズを英国では探せる価格帯。 ■1万ポンド(約186万円)~1万4999ポンド(約278万円) 年式なりの走行距離を持つ、1シリーズをお探しならこの価格帯から。M135iも含まれるようだ。 ■1万5000ポンド(約279万円)~1万9999ポンド(約371万円) 2代目1シリーズのすべてのグレードを、英国では選べる価格帯。状態も全般的に良好といえる。 ■2万ポンド(約372万円)以上 好条件のM140iが売られている価格帯。それ以外なら、ここまで予算を気張る必要はないだろう。 ■英国で掘り出し物を発見 BMW 125i Mスポーツ・シャドーエディション 登録:2019年 走行距離:7万7200km 価格:1万8700ポンド(約348万円) ゴルフ GTIの好敵手となる、認定中古車。ボディカラーは望ましいエストリル・ブルー。インテリアは、ダコタ・レザーが組み合わされている。近年、英国の中古車価格は下降傾向。根切り交渉する価値はあるだろう。
ジョン・エバンス(執筆) 中嶋健治(翻訳)