PayPayが給与デジタル払い「PayPay給与受取」をソフトバンクグループ外にも提供開始
スマートフォン決済事業のPayPay(ペイペイ)は、「PayPay給与受取」を11月5日からソフトバンクグループ各社以外に提供すると発表し、オービックビジネスコンサルタント、サカイ引越センター、日本瓦斯の3社を対応事例として紹介した。各社の従業員で希望者は、PayPayアカウントで給与を受け取れるようになる。
PayPayは、給与デジタル払いに対応する資金移動事業者として厚生労働省の指定を受けた。雇用主(事業者)は労働者と労使協定を締結し、従業員(ユーザー)へのサービスなど説明と個別の同意取得が必要。希望する従業員は雇用主へ同意を申請し、PayPayアプリトップ画面の「給与受取」のアイコンからPayPay給与受取に申し込む。
ソフトバンクグループは、8月14日からPayPay、ソフトバンク、LINEヤフーなどの従業員にPayPay給与受取を提供しており、給与の支払いを9月25日と10月25日に行った。これまでの10社に加えて福岡ソフトバンクホークス、SBクリエイティブなど17社を追加し、合計27社の従業員の希望者もPayPayアカウントで給与を受け取れようになった。