登山の山頂で「ノンアルコールビール」乾杯! 絶景 “飲み会” ハイキングレポ
■山で、8人で乾杯してみた
5月中旬の登山の日。麓の気温はすでに29℃。しかも山頂の標高が300mに満たない関西の低山とあって、暑くなりそうな1日だった。 集まったのは、40~60代の年齢幅の広い男女8人。 こんな暑い日に山頂でノンアルコールビールをメンバーに配ったら喜んでもらえるのではないか? と思い、メンバー1名に協力してもらいキンキンに冷やした8人分のノンアルを分担して担ぎ上げる。 時刻は13時過ぎ、お昼休憩の時間。予想通り、暑さでメンバーも少々疲れ気味。まずは近くにいるメンバーに、冷えたノンアルコールビールを配ってみた。「本物がよかった!」と言いつつも、満面の笑みを浮かべてテンションが上がっているのがわかる。てんでんばらばらに休憩していた他のメンバーも集まってきて8人で乾杯。 初顔合わせのメンバーも多い中、ノンアルコールビールを真ん中に会話も弾んでみんな笑顔になった。
■3種のノンアルコールビールを8人で飲み比べてみた
登山に合うノンアルコールビールはどれかと飲み比べてみようと思い、3種類のノンアルを用意してみた。8人で飲み比べてみて、一番好きな味を選んでもらったところ下記の結果となった。 ・アサヒビール「ドライゼロ」 4人 ・アサヒビール「ZERO」 2人 ・原産国ドイツ/輸入販売元パナバック「ヴェリタスブロイ」 2人 ドライゼロを選んだ4人は、ビール好きで普段からよくビールを飲む人たち。 選んだ理由は、一番味がはっきりとしていたから。ビール好きの筆者もドライゼロを選んだ。他の3人と同じ理由で、苦味があり本物のビールに近い味だったから。 ZEROを選んだ2人は、喉越しがスッキリしていて飲みやすいと言う。2人は普段あまりビールを飲まないが、これなら飲めるらしい。たしかにバドワイザーのように軽く、淡白な印象のノンアルコールビール。今回ドライゼロを選んだメンバーも「もっと暑い日であれば喉越しがさっぱりしてゴクゴク飲める、ZEROを選んだかもしれない」と言う。 ヴェリタスブロイを選んだ理由は、香りがよくてコクがあるからだそうだ。たしかに甘い匂いがして、味にも甘味があった。このビールを選んだメンバーは甘いビールが好きで、クラフトビールや黒ビールを好んで飲むそうだ。 また、パッケージに書かれていた「激しい運動で低下した免疫力の回復に」という表示も気に入ったらしい。ビタミン、ミネラル、アミノ酸が摂れるので登山のときの疲労回復にピッタリだ。 今回飲み比べてみた3種のノンアルコールビールは製法にも違いがある。 ZEROとヴェリタスブロイは脱アルコール製法で造られており、一度本物のビールを造ってから、アルコールを抜く製法で手間もコストもかかっている。そのためドライゼロよりも購入価格が30円ほど高かった。 一方、ドライゼロは最もビールに近い味を目指した組み立て型のノンアルコールビールで、日本人好みのビールの味になるように調合して造られてている。筆者を含めてビール好きたちが手を挙げたのも納得だ。