日本初! 鉄道接続の路線バスが“完全自動運転”で本格運行へ 往復1.6kmを毎日走る!
松山観光港まで運行
伊予鉄グループは2024年12月10日、全国初の自動運転レベル4での路線バスの本格運行を25日に始めると発表しました。 【小ぶり】これが自動運転バスの外観です(図) 自動運転レベル4は、特定条件下での完全な自動運転です。運転士なしで限定エリア内を走るため、人手不足の解決策の一つとして期待されています。 自動運転バスは、EVモーターズ・ジャパンのEV車両を採用し、ソフトバンク系列のBOLDLYが自動運転システムを担当。そして伊予鉄バスが実際に運行します。 路線は、伊予鉄道高浜線の終点・高浜駅と、呉・広島・小倉方面などの船が発着する松山観光港を結ぶ往復約1.6kmです。制限40km/hの道路を、バスは35km/hで走ります。 毎日6時台から21時台まで運行。乗客の定員は12人です。支払いは交通系ICカードやスマートフォンなどの完全キャッシュレスで、現金には対応しません。実際の運行時は、大型2種免許を持つ保安員がバスに乗るとともに、営業所から遠隔監視します。 運行初日の25日は、国土交通省や愛媛県知事・警察、松山市長、EVモーターズ・ジャパンやBOLDLYの社長らが出席し、出発式が開かれる予定です。
乗りものニュース編集部