全国体力テスト、小学5年は男女とも福井県が1位 実技8種目の記録を点数化、中2男子は過去最低の順位
小学5年と中学2年を対象にした2024年度全国体力テストの結果が12月20日、公表された。実技8種目の記録を点数化した体力合計点の都道府県別平均値(公立校)で、福井県は小5が男女とも1位となり、中2は女子2位、男子5位だった。福井県の平均値は中2の女子が23年度を上回り、男子はほぼ横ばいだったものの、小5は男女とも低下。いずれも新型コロナウイルス禍前の19年度の水準には戻っていない。 テストはスポーツ庁が4~7月に行い、県内公立校は小5が194校6312人、中2は81校6638人が対象。握力や上体起こし、50メートル走など8種目を実施し、各種目の記録を10点満点で点数化し、合計点(80点満点)を算出した。 県内の小5の平均値は男子56・19点(全国平均52・53点)、女子58・17点(53・92点)。中2は男子44・12点(41・86点)、女子50・49点(47・37点)。 小5女子は中止の11、20年度を挟んで15回連続の全国トップで、小5男子の1位、中2女子の2位もともに3年連続。中2男子の平均値は2位だった23年度から0・01点上昇したが、全国的に伸びており、過去最低の順位となった。中2男子以外の平均値は小5男子が0・25点、女子が0・79点それぞれ低下し、中2女子は0・12点上がった。