平和への願いを後世に 元特攻隊員が開設した大分予科練資料館が閉館
元特攻隊員が収集した戦争資料を展示する大分予科練資料館が閉鎖されることになりきょう閉館式が行われました。 大分予科練資料館は元特攻隊員の川野喜一さんが自宅に作った資料館で、遺書や飛行服など約3000点が公開されていました。 きょうの閉館式には喜一さんの長男で館長の孝康さんをはじめ資料の寄贈先となる県護国神社の関係者などが出席し神事が行われました。 1988年に開館した施設では貴重な資料を通して多くの人が平和の大切さを学びました。 閉館にあたり、川野孝康館長は「いちばん父が望んでいたのは少しでも平和に貢献すること。二度と戦争を起こさないこと」と語りました。 閉館後、資料は県護国神社に移され、後世に戦争を伝えていく活動に役立てられます。
大分放送