地元1着スタートを切った山口敦也!「3月のG3よりも走れている」二予は清水裕友、山田英明の後ろと位置は最高/武雄競輪G3
武雄競輪「開設74周年記念・能登支援・万協大楠賞争奪戦(G3)」は11日、初日を終えた。地元1着スタートを切った山口敦也(26歳・佐賀=113期)に話を聞いた。 3月に当地で行われたG3では決勝まで勝ち上がった山口敦也。近況はメキメキと点数を上げてきて、追い込みも型に付いてきたイメージ。 初日は予選のメインで連係実績豊富な伊藤颯馬を目標から1着と好スタートを切った。しかも決して楽な展開ではなく、朝倉智仁に内から掬われかけたが、上手く凌いでしっかり差し切った。 普通なら腰が砕けて浮いてしまうところだが「あれは得意なんです」とニヤリ。「普段から練習しているので。ただ、早めに飛ばそうと思ったのが失敗だったし、もっと引きつければよかったなと技術不足を感じたところもあります」と自己採点は厳しめ。 「颯馬は行けるところから仕掛けると言っていたので、作戦はそこまで考えていなかった。いいスピードで仕掛けてくれた。今日は自分なりに考えて走ることができたし、3月のG3よりも走れている感じがありますね」と手応えも。 自称スロースターターらしく「初日を決勝のつもりで走りました」と言う。二次予選は清水裕友-山田英明の後ろと位置は最高。勝ち上がることはもちろん、清水が先行したら頭まで突き抜ける絵が浮かぶほどのデキだった。(アオケイ・松野記者)