【中間決算おさらい】国内アパレル関連大手12社の注目トピックを解説
三陽商会(2025年2月期上期):279億200万円
2025年2月期第2四半期(2024年3月~2024年8月) 売上高:279億200万円(前期比0.9%減) 営業利益:5億9900万円(同16.5%減) 親会社株主に帰属する四半期純利益:4億5700万円(同38.5%減) <主なトピック> ・売上高は前年同期比0.9%減。4月に公表した通期修正計画に対して4億円の未達。 ・実店舗はほぼ前年並みに推移。ECはセール品減少によりセール売上が苦戦し、前年同期比2%減で着地。 ・「リ・サンヨー(RE: SANYO)」として品質を担保したリユース品の販売をスタート。 <下期の注目> ・新規出店やインバウンド売上拡大、SANYO ONLINE STOREのリニューアル効果実現などにより、2025年2月期通期として前期から11.5億円の増収を計画。 ・調達原価率抑制やインベントリーコントロール強化などの施策を推進し、2025年2月期通期は前期比0.8ポイントプラスとなる粗利率63.0%を目指す。 ・「ザ・スコッチハウス(THE SCOTCH HOUSE)」とのライセンス契約を12月31日をもって終了。 ・新ブランド「ベイカー・ストリート(BAKER STREET)」がデビュー。 2025年2月期連結業績予想 売上高:625億円(前期比1.9%増) 営業利益:33億円(同8.3%増) 親会社株主に帰属する当期純利益:31億円(同11.2%増)
バロックジャパンリミテッド(2025年2月期上期):277億1300万円
2025年2月期第2四半期(2024年3月~2024年8月) 売上高:277億1300万円(前期比2.6%減) 営業利益:1億600万円(同88.3%減) 親会社株主に帰属する四半期純損失:3億9000万円(前期は5億9600万円の黒字) <主なトピック> ・客単価は好調だったものの、客数が減少。売上高、営業利益ともに前期割れ。 ・SCブランドを中心に店舗売上が苦戦。一方、百貨店ブランドとECはそれぞれ前年同期比102.8%、同2.1%増と伸長。 <下期の注目> ・「ブラック バイ マウジー」がブランド休止。2025年1月末に全店閉店予定。 ・上期の業績不振を受け、役員報酬を減額。 ・「エンフォルド(ENFOLD)」から、新ライン「アーキタイプ(archetype)」がデビュー。 2025年2月期連結業績予想 売上高:632億8800万円(前期比5.0%増) 営業利益:23億5000万円(同20.3%増) 親会社株主に帰属する四半期純利益:12億400万円(同27.4%増)