【イベントレポート】堀田真由「若草物語」は女性の苦悩に寄り添えるドラマ、長濱ねるらと撮影楽しむ
ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」の制作発表会見が9月22日に東京・日本テレビ番町スタジオで行われ、キャストの堀田真由、仁村紗和、畑芽育、長濱ねる、一ノ瀬颯、渡辺大知、深田竜生(少年忍者)が出席した。 【画像】「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」ビジュアル(他7件) 同作では、一つ屋根の下でたくましく騒がしく生きてきた町田家の四姉妹が、幸せを模索する様子が描かれる。堀田が脚本家志望で27歳の次女・涼、仁村がモラハラ彼氏との結婚を望む29歳の長女・恵、畑が“ワケあり沼オトコ”にハマる21歳の四女・芽、長濱が姉妹に言えない秘密を抱えた26歳の三女・衿に扮した。 ルイザ・メイ・オルコットの小説「若草物語」を原案とする本作。堀田は「『若草物語』はこれまでにいろんな形で命が吹き込まれてきました。令和版ということで原案をお借りするのは最初は少し不安でしたが、撮影が始まった今では、現代の女性の苦悩に寄り添える、今やるべきストーリーなのかなと思っています」と述べる。仁村は「『若草物語』がすごく大好きで、今回こうして関わらせていただけてうれしいです。いろんな愛の形の物語になっていて、観てくださる皆さんの心を救うドラマになっていると思います」と続けた。 畑は「私自身も末っ子なので、自分の人生と重ねることが多い役柄です。21歳の等身大の女の子ならではの恋の悩み、家族との関係性の悩み、そのあたりがリアルに描かれているので楽しんでいただけると思います。撮影もお姉ちゃんたちに囲まれながら進めていて、すごく幸せで楽しい時間です」とほほえむ。長濱は「秘密が多い役ですが、次女の涼とは特別な絆があって。真由ちゃんとは同い歳で、私は人見知りしがちなのですが親友のように距離を近づけて撮影を始められました。とてもうれしかったです」と述懐する。 一ノ瀬は、涼の20年来の幼なじみ・行城律役で出演。涼にとっては唯一無二の親友だが、律は涼に幼い頃からひそかに思いを寄せている。堀田・長濱と高校時代の回想シーンで制服を着用したそうで、一ノ瀬は「27歳ですが心はまだまだ(高校生)なので。高校生をもう一度体験したような気持ちになって、すごく楽しかったです!」とはにかむ。堀田は「見どころですね!」と長濱らとはしゃいでいた。 恵の彼氏・小川大河を演じる渡辺は「現代の日本に置き換えているからこそ伝わるものがある。すごくキラキラしたドラマです」と述べ、「モラハラ気質な役ですが残念ながらそういう人は実在している。脚本を読んでいて自分でもイラっとするくらいのモラハラ気質で……。気付いたらそういうことを言ってしまっている方のための反面教師として、『大丈夫か? 自分の胸に問いただしてみろ』と伝えたい」とメッセージを送る。仁村は「大知くんだからこその愛嬌があって、その絶妙なバランスで演じてくださっているので、恵はこういうところがかわいくて一緒にいるんだろうなと思いました」と共演を振り返った。 深田が演じるのは、ファッションデザイナー志望の服飾学生で芽のクラスメイト・沼田灯司。深田は「最初は無愛想で近寄り難い人物なのですが、その訳を知っていただけたらより沼っていただけるんじゃないかなと思います」とアピールする。自身とは似ている部分がないと言い、「ミステリアスでもなければ、普段クールなわけでもない。訳アリでもなく、沼でもない(笑)。真逆な人物ですが、がんばって演じています! 今後の俳優業に生かしていきたいですね」と意気込んだ。 撮影にあたり、自らの提案でオン眉・パーマのスタイルで役に臨んでいる堀田は「涼はカジュアルな性格なので、それをビジュアルで見せられたらと思って提案しました。走るシーンが多いので、ストレートよりパーマのほうが躍動感があるのかなと。オン眉もオシャレではあるけど、こだわりがのぞく芯のある女性をイメージしました。ここまで前髪を短くしたのは初めてなのですが、朝セットするのが大変ですね(笑)」と明かした。 最後に堀田は「皆さんと一緒に楽しみつつ、このドラマがもっと面白くなるように考えながら撮影しています。涼を演じていて、幸せに思うことや大切なものについて自分自身と対話することが増えたなと感じています。自分らしくいることはなかなか難しいですよね。このドラマの登場人物たちも人生に悩み、失敗もたくさんしながら成長していく。その姿が皆さんの背中を押してくれるんじゃないかと思います」と語った。 「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」は、日本テレビ系で10月6日に放送スタート。松島瑠璃子が脚本を執筆し、演出は猪股隆一と瀬野尾一が担当する。 ■ 若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私― 日本テレビ系 2024年10月6日(日)スタート 毎週日曜 22:30~