『ガンダム』「未完成なのにやたら強かった」機体3選 「完成してたらカミーユ負けてた?」
未完成? ウソやろ!
「ガンダム」シリーズにはバリエーション豊富な存在します。それらのなかには、やむを得ず「未完成のまま」出撃せざるを得なかった機体も存在します。 【画像】えっ、むしろカッコ悪い…? こちらが「未完成モビルスーツ」の完成バージョンです!(5枚) ●80%の完成度だった「ジオング」 「未完成のモビルスーツ」といって、外すことが出来ないのが、『機動戦士ガンダム』においてシャア・アズナブルの最終機体となった「ジオング」です。 ア・バオア・クーでの決戦時、このジオングについてキシリアは「80%しか完成していないようだ」と言っています。このジオングには脚部が付いておらず、これが未完成とされるゆえんで、「MSV」やマンガ『プラモ狂四郎』には脚部を付けたジオングの完全形態「パーフェクトジオング」なる機体も登場しています。 アムロのガンダムとの最終決戦では、計13門のメガ粒子砲と、両手の有線ハンドによるオールレンジ攻撃を活かした猛烈な射撃で、相打ちまで持ち込みました。「もしジオングが完成していたらシャアは、アムロに勝っていたのでは?」と妄想が膨らむ一方で、「脚がない」というモビルスーツとしては異形なデザインが「ラスボス」たる風格を漂わせているようにも感じさます。 ●運用上の欠点を抱えていた『バイアラン』 『機動戦士Zガンダム』に登場した「バイアラン」も未完成だった機体です。本編では36話に初登場し、試験中の機体にジェリド・メサが乗り込みました。 本機は「大気圏内を単独かつ可変機構なしで飛行可能なモビルスーツ」という画期的なコンセプトで開発されました。 機体性能としては、大気圏内用の熱核ジェットエンジンと、機体各所に装備された大推力スラスターを搭載し、徹底的に軽量化が施されたことにより、飛行能力と高い機動能力を獲得しています。 しかし、推進剤の搭載量は限られており、航続距離や飛行可能時間が短いという問題点を抱えていました。武装は、もともと試作機であることと機動性能を重視したためか、メガ粒子砲2門とビーム・サーベル2基のみです。 滞空時間に問題を抱えていたバイアランですが、打倒カミーユに燃えるジェリドの執念も相まって、ベテランパイロットのアポリー・ベイ中尉のリック・ディアスを撃沈するという活躍を見せました。 なお、『機動戦士ガンダムUC』では、滞空時間の欠点を補った「バイアラン・カスタム」という改良機体が登場しています。