〈2024年7月度CM好感度ランキング〉ホンダ「フリード」 ミセスの曲と映像で爽やかな印象
CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都千代田区)は、2024年7月度のCM好感度ランキングを公表した。総合ランキングでは「ウーバーイーツ」が3カ月連続の首位で、日清紡ホールディングスのイメージアップCMがランキング圏外から5位に入った。自動車業類は13カ月連続でトップテンを逃した。 東京キー5局でオンエアされた全CMを採録・分析するとともに、特約視聴者モニター3千人にCMの印象・商品購買の意向などを聞いた。今回の対象期間の2024年6月20日~7月19日に放映された全CMは2452銘柄(前月比74銘柄増)で、このうち自動車業類は56銘柄(同6銘柄増)だった。 自動車業類では全面改良したホンダのコンパクトミニバン「フリード」が前月の24位から首位に急上昇。2位はトヨタ「シエンタ」だった。CM総研は、これらの中からフリードに注目した。 同モデルの業類1位は今回が初めて。アウトドア仕様「CROSSTAR(クロスター)」、標準仕様「AIR(エアー)」それぞれのCMを展開する。その一方、両仕様ともCMソングにMrs.GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)の「familie(ファミリー)」、コピーに「ギュッと!FREED(フリード)」を採用し、共通性を打ち出した。 クロスターは「遊び心が詰まってる」というナレーションとともに、車に荷物を積み込みキャンプをする男女を映し出した。エアーは「大切だけが詰まってる」をコピーに、ドライブを楽しむ家族を描いた。 コンパクトなボディーながら快適で使い勝手の良い同モデルの魅力を伝え、若年層や30代を中心にポイントを獲得。視聴者からは「ミセスの曲と映像が相まって爽やかな印象」「小さいのにたくさん荷物が積めそうで良い」といったコメントが寄せられた。