マジックエデンがApeChainの対応開始、BeraChainにも対応予定
マジックエデンがApeChainの対応開始
NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)が、エイプチェーン(ApeChain)に対応開始した。マジックエデンの公式Xよりエイプチェーン対応は10月22日に発表されている。また10月23日にはベラチェーン(BeraChain)への対応予定が発表されている。 エイプチェーンは、人気NFTコレクション「ボアードエイプヨットクラブ(Bored Ape Yacht Club:BAYC)」に関連した「エイプコイン:ApeCoin(APE)」の独自ブロックチェーン。先日20日よりメインネットが稼働開始していた。なお「APE」および同チェーンはエイプコインダオ(ApeCoin DAO)によって発行・運営されている。 またベラチェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズム「プルーフオブリクイディティ(Proof-of-Liquidity)」を採用したEVM互換のレイヤー1ブロックチェーンプロジェクト。コスモス(Cosmos)が提供するアプリケーション固有のブロックチェーンの作成をサポートするツール「コスモスSDK(Cosomos SDK)」によって構築されている。同プロジェクトは現在テストネット段階である。 マジックエデンを確認すると、すでにエイプチェーンでのNFTの取引は開始されている。ベラチェーンについては、近日公開予定となっており、メールアドレスを登録することで公開時に通知が受け取れるようになっている。 今回のエイプチェーン対応およびベラチェーンに対応することでマジックエデンは8つのネットワークにマルチチェーン展開することになる。 現在マジックエデンではエイプチェーンの他、ソラナ(Solana)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オーディナルズ(Ordinals)、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)に対応している。 なおザブロック(The Block)の報道によるとマジックエデンは年末までに10種類のネットワーク対応を目指しているとのことで、EVM互換のL1ブロックチェーンのモナド(Monad)が次の候補になっているとのことだ。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)