「最大の鍵は適切なグループを見つけること」 ウォリアーズのスティーブ・カーHCがステフィン・カリー不在時のチームに自信
ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、2024-25シーズン中に迎える来年3月の誕生日で37歳となる。今なおトップクラスのプレイヤーとして大活躍するベテランだが、若い頃よりも身体にかかる負担は大きいだろう。長いシーズンを戦い抜くためにも、健康体を維持することが何よりも肝要だ。 一方で、コーチ陣としてはカリーに頼りきりになるわけにもいかない。そんななかスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、今季2年目を迎えるブランディン・ポジェムスキーに期待を寄せているようだ。 「彼は先発かもしれないし、もしかしたらステフのために(途中交代で)早めにコートに入ってくるだろう。途中出場であっても、ボールを扱う多くの役割を担うだろうね」 昨夏、パリ五輪に出場したアメリカ代表を率いたカーHCは、練習相手である選抜チームでプレイしていたポジェムスキーについて「根はポイントガード」と称していた。またポジェムスキーがアメリカ代表を相手に積極的にオフェンスを仕掛け、チームメイトに指示を出していたことを明かしている。 無論、カーHCはポジェムスキーだけに頼るわけでなく、「オフェンスを仕掛けられる選手は他にもいる」と話す。 「カイル・アンダーソンが大好きなんだ。彼はポイントフォワードのような役割を果たせる。ディアンソニー・メルトンはコンボガードでオフェンスを仕切ることができる。ドレイモンド(グリーン)もポイントフォワードだしね」 カーHCをはじめとするコーチ陣は、そうした選手たちの最適な組み合わせを見つけなければならない。カーHCも、「最大の鍵は適切なグループを見つけること。もしかしたら複数の選手がボールを扱うことになるかもしれないが、キャンプを通して把握していかなければならない」と、トレーニングキャンプのパフォーマンスを見ながら決めていくと明かしている。 カリーが中心となるのは間違いないが、大黒柱の負担を軽減できる選手起用ができるか。カーHCの手腕に注目だ。
NBA Rakuten