<花澤香菜>プリキュアの言葉に「ハッ!」 愛犬との思い出 「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!」インタビュー
◇決めぜりふに「キタ!」 劇場のみんなに呼びかけるように
「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!」では、怪しいタヌキたちがいるゲームの世界にこむぎたちが吸い込まれ、こむぎはいろは(キュアフレンディ/犬飼いろは)たちと離ればなれになってしまう。大好きないろはに会うため、こむぎはさまざまなゲームに挑戦することになる。花澤さんが演じるナツキは、素性は謎に包まれているが、ゲームに秘められた秘密には、彼女とタヌキの過去が関係しているようだ。
「ナツキは、いろはちゃんと同じくらいの年齢なんですけど、ゲームクリエーターとして大人たちと対等に一緒にお仕事をしている。監督からも『精神年齢的には上かな』と言われたので、割としっかりめの女の子として役作りをしました。ゲームの中でいろいろなバグが起こるのですが、それにも取り乱さずに対応していたりとか。さすがに犬たちがしゃべり出した時はびっくりしていましたけど(笑い)」
ゲームのボスキャラ的存在であるタヌキのキャラクター・ムジナが暴走していく場面では「心がざわざわしていくというか。タヌちゃんと対峙(たいじ)している時は、等身大の女の子のナツキちゃんに戻るのかなという感じで演じました」と心の変化も大切にした。
「プリキュア」シリーズならではの“決めのせりふ”も意識したという。劇場版の入場者プレゼントにもなっている「フレンドリング」が作中にも登場し、ナツキが「みんなが持ってるフレンドリングを掲げて!」と呼びかけるシーンが描かれる。
「そのシーンは『キタ!』と思いました。作中ではプリキュアたちに対して言っているせりふなんですけど、劇場にいるみんなに呼びかけているところでもあるので、ちゃんと立てるように意識しました。みんながわくわくするところだと思うので」
◇愛犬サラダちゃんとの思い出 思わず「うるうる」
「わんだふるぷりきゅあ!」は動物と人間の絆が描かれている。幼い頃に犬を飼っていたという花澤さんは、今作のストーリーに「うるうるしてしまった」と語る。