古い「切手」が実家からたくさん出てきました。売ったらお金になるの?
郵便物を送る際に使う切手にはさまざまなデザインがあり、コレクションしている方もいらっしゃるでしょう。実家を整理していたら、昔集めていた切手が大量に見つかった経験のある方もいるのではないでしょうか。 古い切手は、郵便局では現金に換えることができませんが、古物買取店へ持ち込むことで、種類によっては高く売れるケースがあります。 今回は、古い切手を買い取ってくれる場所や、価値についてご紹介します。
古い切手を持ち込める場所は?
切手は郵便物に使用するため、郵便局ならば引き取ってくれるのではないかとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし郵便局では、不要になった古い切手の買い取りや現金との交換は行っていませんので、ご注意ください。 ■切手の買い取りに対応しているお店で売る 金券ショップや古物の買取専門店などでは、古い切手を買い取ってもらえます。切手の状態がよく、希少性のある切手ほど、高く売れやすい傾向にあります。 店の公式ホームページなどに、買取価格の相場が掲載されている場合もあります。なるべく高く売りたいときは、複数の店で買取価格の相場を調べてから買い取ってもらうとよいでしょう。 ■郵便局で新しい切手と交換してもらう 郵便局では、切手の買い取りは行っていませんが、現在使用されている新しい切手と交換してもらうことはできます。 ただし、郵便局で切手を交換してもらうには手数料がかかり、99枚までは、1枚交換するごとに5円、100枚を超えると、1枚につき10円かかります。
古い切手の価値
「古い切手」と一口にいっても、その種類は膨大です。そこで、古い切手のなかでも、高価格で買い取ってもらいやすい切手を2種類ご紹介します。実家や自宅に同じ切手がないかどうか、探してみてはいかがでしょうか。 ・見返り美人 見返り美人の切手は、1948年(昭和23年)に販売された切手です。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が描いた浮世絵「見返り美人」がデザインされています。 販売当時では珍しい縦長サイズであったこと、また発行された150万枚を超える需要があったため、プレミアが付いています。なお、1991年(平成3年)に復刻版として作られた切手より、1948年(昭和23年)に作られた切手のほうが希少価値は高いとされています。 ・毛沢東切手 中国の統治者であった毛沢東(もうたくとう)が描かれた中国の切手です。毛沢東が統治していた時代の中国切手は、海外への輸出が禁止されていたため、希少価値が高いとされています。
古い切手は買取専門店で売却を
頻繁に切手を使用する機会がある場合は、郵便局で新しい切手に交換してもらいましょう。また古い切手は、状態がよく、発行枚数の少ないものであるほど希少価値が高くなります。たった1枚の切手に、数万円の価値がつくケースもゼロではありません。 もし、もう使わない古い切手を見つけたら、傷めないようにていねいに保管したうえで、金券ショップや買取専門店などに持って行ってみましょう。 出典 日本郵便 国内の料金表 手数料 切手類の交換手数料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部