「使っていない電話線を抜かせてください」「トイレ貸してください」“闇バイト”強盗相次ぐなか下見に来た可能性も 防犯対策を見直すきっかけに
警察は、パトロールを強化するなど警戒し、注意を呼びかけています。 ■県外ナンバーの男が家に…「あなたの家の屋根を直しましょう」 県内の他の事例では、10月、女性(30代)の自宅に県外ナンバーの車に乗った男性2人が尋ねてきました。 「家の裏の家で屋根の工事をするので、あなたの家の屋根もついでに直しましょう」 このように言われて、家族構成や勤務時間、自宅を開けている時間などを聞かれたという事案もあったということです。 「使っていない電話線を抜かせてくれ」 通信事業者の下請けを名乗る男性2人が尋ねてきました。断ると2人は立ち去りましたが、不審に思ってその通信事業者に確認すると、「そのような活動はしていない」と言われたといいます。こうした通報は、県内でも頻繁に寄せられています。 県警は以下のような注意を呼びかけています。 ・知らない相手には、個人情報を伝えない ・身分証明書の提示を求め、相手をしっかり確認する ・家を訪れた人の対応は、すぐにドアを開けない。まずは、インターフォンやドアスコープで相手を確認する ・怪しいかも…と感じたら、110番通報 “不審な人を家にあげない”ことはもちろん大切ですが、様々なことを警戒して疑いながら生活するのは少し息苦しい気もします。当然ながら、すべてが怪しい訪問ではなく、不審者だと思ったが、本当に業者だったというようなケースもあるということです。 不審な訪問は、犯罪につながる下見の可能性もあることはしっかり意識したうえで、まずは“知らない人に個人情報を教えない”など、自身の「防犯」をいま一度見直すなど、基本的な防犯対策を整える機会にすべきではないでしょうか。
中国放送