イスラエル軍、予備役一部撤収へ 長期戦へ、部隊再編し戦闘継続
【エルサレム共同】イスラエル軍のハガリ報道官は12月31日夜、地上侵攻するパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマス掃討作戦は長期戦になるとして、部隊を再編し、動員した予備役兵の一部を撤収させると表明した。国の経済への負担を軽減すると述べる一方戦闘継続を強調した。 歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった 基礎から解説
パレスチナ通信によると、ガザでは31日も北部や中部、南部にイスラエル軍の攻撃が続き、死傷者が出た。ハマスもゲリラ戦で対抗している。ガザ保健当局によると、10月の戦闘開始後のガザ側死者は2万1822人に上った。ガザでは食料が不足して感染症も広がるなど、人道状況が悪化し続けている。