青梅・塩船観音寺で迎春準備 夫婦杉の紙垂取り換える
国宝の仁王門とツツジの寺として知られる塩船観音寺(青梅市塩船)で12月22日、年の瀬恒例の行事となる参道の結界(けっかい)と夫婦杉に張られたしめ縄の紙垂(しで)の取り換え作業が行われ、新しい年を迎える準備を行った。(西多摩経済新聞) 朝から橋本公延住職、責任総代の塩野且巳さんら15人ほどが作業した。幹周り6メートル前後の夫婦杉は通称「千年杉」といわれ、威厳がある。作業は脚立を掛け、杉に取り付くようにして紙垂を一つ一つ取り換えた。 同寺は大みそかに除夜祭を開催。鐘つき堂は招福を願い、鐘をつく人たちでにぎわう。寒い境内でみそ田楽や甘酒も口にしながら、一年の無事息災を仏様に感謝し年越しを祝う。 正月三が日は「元旦祭」を行い、3万人の初詣客が予想される。 橋本住職は「新年の準備をしっかり行い、初詣に訪れる皆さんを迎えたい。年末年始が晴天に恵まれ、多くの人たちを迎えることができるように願っている」と話す。
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