1歳半からトミカが使える!? デカさアップで迫力も倍増!? 安全に遊べる「はじめてトミカ」って何だ
子供のミニカー遊びの定番と言えば、やっぱりトミカだが対象年齢は3歳以上だ。物を掴んだり動かしたりできる、生後半年から1歳半くらいまでの間に与えるのは少し怖い。「我が子のトミカ遊びはもう少し先か」と、気を落としたお父さん!!子供のトミカデビューに最適な、素敵なトミカがありますよ。 【画像ギャラリー】トミカよりデカいってマジ!?1歳児も遊べる「初めてのトミカ」をギャラリーでチェック(6枚) 文・写真/佐々木 亘
■子供がクルマに興味を持つのは意外と早い
筆者にも執筆時点で生後半年ほどになる乳児がいる。最近は、ありとあらゆるものに興味関心を示すが、中でもクルマがお気に入りだ。 今は、大きなぬいぐるみで、NSXのエンジン音が楽しめる「Honda SOUND SITTER」を噛んだり持ち上げたりしながら遊んでいるが、おすわりができてくるころにはミニカーを与えたいと思っている。 しかしトミカは対象年齢が3歳以上。ダイキャスト製のボディは、乳児には少し危なさも感じるところだ。ただ、おすわりやハイハイができ、遊びに幅ができるのは1歳ごろだから、そのころにはトミカで遊んで、クルマに親しんでほしい。小さな子供にも与えられるものはないかと探していくと、トミカさんがしっかりと用意してくれていたぞ。
■大きく遊びやすい「はじめてトミカ」
1.5歳から楽しく安全に遊べるトミカが「はじめてトミカ」である。 執筆時点で、車種は6つ。パトロールカー・救急車・消防車・清掃車・ホイールローダーと働くクルマが5つあり、乗用車は日産GT-Rがラインナップされている。各車には指先遊びとして、動く部分が用意されており、パトカーは回転灯が回る、救急車は後部ドアが開くなどのギミックが楽しい。 我が子には少し早いが、もうすぐ使う時期が来るだろうと、今回は日産GT-Rを購入した。通常のトミカとどう違うのか、詳しく見ていこう。
■優しいディテールでもトミカとしての精巧さは十分にある
はじめてトミカのGT-Rと、我が家にある通常のトミカ(フェアレディZセーフティカー)を比べていく。 ボディサイズは、はじめてトミカが通常のトミカよりも2まわりほど大きい。ボディやタイヤの材質もプラスチックになっていて、通常のトミカに使われるダイキャストよりも優しくなっていた。 しかしトミカとしての仕上がりは、本家に負けていない。フロントグリルには、しっかりとGT-Rバッジがあり、ヘッドライトからボディのキャラクターラインまで、実車そっくりにデザインされているのだ。もちろん本家同様に、サイドミラーは怪我の元となるので取り除かれている。 リアビューもGT-Rそのもの。4灯テールランプやマフラーも再現性が高い。サイドビューに至っては、タイヤが大きくなってボディとのクリアランスがほとんどないため、ツラッツラの状態で本家よりもカッコいいと思ってしまった。 シャシー部分には排気系配管の取り回しも再現され、タイヤ外れ予防と隙間に指などを挟まないようにガードが付いているのが印象的。安全に遊びながら、しっかりとクルマの構造を覚えることができるだろう。 こちらでお値段は935円。タイヤの動きやドアの開閉はスムーズで、お値段以上の活躍をしてくれること間違いなしだ。こちらで慣れてきたころに、本家トミカへ移行していくといいと思う。 現在は6種類しかないから、本家同様にもう少し車種を増やしてほしい。もっと「はじめてトミカ」が認知され、トミカへの敷居が下がり、多くの子供たちがクルマに親しんでくれることを願っている。