【整体プロが指南】「顔がたるみやすい人」の2つの特徴。今すぐのばしたい場所とは?
「自力整体」とは、整体プロの技法を自分におこなう人気メソッドです。現在1万5000人が実践中。「久しぶりにぐっすり眠れた!」「10年間苦しんできた慢性痛から解放された!」「健康的にダイエットできた!」と絶賛の声が続々。「3分以内でできる悩み解決ワーク」を集めた著書『すぐできる自力整体』も好評。著者の矢上真理恵さんは、「不調のほとんどは自力整体で解消できる」と語ります。今回は『すぐできる自力整体』から、顔のたるみを解決する自力整体をお届けします。 監修:矢上 裕 矢上予防医学研究所所長、自力整体考案者、鍼灸師・整体治療家 (写真/榊智朗 構成/依田則子) 【この記事の画像を見る】 ● 「顔のたるみ」は姿勢も関係している 長く続いたマスク生活が終わっても、「顔のたるみが気になって、マスクが手放せない!」「気づいたら、ほうれい線がくっきり……」という方は多いのではないでしょうか。 顔のたるみはむくみや加齢など原因は様々ですが、自力整体の視点でみると、姿勢も大きく関係しているといえます。 そこで今回は、「顔がたるみやすい人」と「顔がたるみにくい人」は何が違うのかを見ていきましょう。この違いがわかれば、顔のたるみ予防・改善に役立ちます。 ● 「顔がたるみやすい人」の2つの特徴 1 猫背 2 ストレートネック この2つは、体のどこかに余計な緊張が強いられている、流れの悪い体です。 猫背・ストレートネックネックになると、顔は下を向くようになり、重力でほっぺたが落ちていきます。ですから、悪い姿勢を改善することなく顔のマッサージをしても、たるみ改善の効果は一時的なものかもしれません。 猫背は背中が丸くなり胸郭が下がった状態。顔の筋肉は下にひっぱられ、たるみをはじめ、ほうれい線、マリオネットラインが出やすい傾向です。 そしてスマホの見すぎなどで本来C字状の首のカーブがまっすぐになったストレートネック。これはノドがつねに緊張を強いられ、猫背同様に顔の筋肉は下にひっぱられます。 鍼灸がベースの自力整体では、顔のたるみのほとんどは、「胃経(いけい)」の詰まりを見ていきます。「胃経」は鼻の横あたりからはじまり、体の前側を通って、足の人差し指へと続いています(後半図参照)。 猫背やストレートネックなど悪い姿勢により胃経が詰まると、アゴの下、ノド、胸、みぞおちが緊張してコリが発生。これがたるみの原因の一つです。 ● 「顔がたるみにくい人」の2つの特徴 1 正しい姿勢 2 頭が胴体の真上にきちんと乗っている この2つは、体のどこにも余計な緊張を強いることのない、流れの良い体。胃経の流れが正常ということです。 日頃から正しい姿勢とスマホを見るときは首の角度を意識。さらに自力整体で胃経の詰まりをほぐしていけば、フェイスラインはスッキリするはずです。 では最後に、胃経の詰まりもほぐす「ストレートネックのばし」のワークを紹介しましょう。