39県解除で「やったね感あるが……」 小池都知事、高揚感を警戒
東京都の小池百合子知事は15日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全都道府県を対象に出されていた緊急事態宣言から39県が解除されたことについて「『39県が解除されましたね』、『さあ次は東京ですね』、というかなんて言うのでしょうか、『やったね感』がある部分もある」と指摘した。
これについて小池知事は、「みなさまの努力が数字として表れていることはみなさんと共有したいと思う」としながらも、「連休が終わった後の2週間後というと25日からの週になる。このあたりを良く見ておかないといけない。この(要請の緩和に向けた)ステップ、ロードマップに乗せるためにもみなさんの行動が重要になる」と改めて気を引き締める必要があると訴えた。 さらに「渋谷のスクランブル交差点の状況、そして商店街の混み具合とかいろいろ映像でみなさんも『大分最近(出歩く人が)増えてきたな』、電車で通っている方は『また戻ってきたな』とお感じになると思うが、感染症は人と人の接触で起こるもの。いま一度人と人の接触を変えていく。それについて改めてみなさんと意識を共有したい」と語った。