チームに“激震”…まさかの理由で退団した大物助っ人(4)巨人で1度も投げず”引退“
今季、読売ジャイアンツでの活躍が期待されたルーグネッド・オドーアが、シーズン開幕直前にまさかの退団。球界に大きな衝撃をもたらした。ただ、これまでのプロ野球の歴史を見ても、まさかの理由で退団した助っ人外国人選手は少なくない。そこで今回は、衝撃の退団となった助っ人外国人選手を取り上げたい。
ブライアン・バニスター
投打:右投右打 身長/体重:185cm/98kg 生年月日:1981年2月28日 経歴:チャパラル高-南カリフォルニア大-メッツ-ロイヤルズ-巨人 メジャーで2桁勝利を挙げたシーズンもあったブライアン・バニスター。ただ、震災の影響でNPBでのプレーは実現しなかった。 ニューヨーク・メッツでキャリアを始めたのち、2007年からカンザスシティ・ロイヤルズに在籍。在籍1年目は27試合に登板し、12勝9敗、防御率3.87の成績をマークした。 ただ、翌年以降は思うような投球ができず、3年連続で2桁敗戦という結果に。新たなプレー先として日本球界を選び、読売ジャイアンツに入団した。 だが、入団直後に東日本大震災が発生。原発事故に大きな恐怖心を抱き、震災発生から1週間もたたないうちに無断でアメリカに帰国した。 球団はバニスターに対して再来日を求めたものの、「再来日の意思がなく引退する」との言葉を残し、そのまま現役引退。 自然災害という致し方ない理由とはいえ、やや残念な結末だったことは否めない。
ベースボールチャンネル編集部