県内31日から大雨警戒 台風10号、全国で6人死亡
台風10号は30日、九州から瀬戸内海付近を東に進んだ。台風本体の周辺や太平洋側を中心に大雨が続き、記録的な雨量となっている。富山地方気象台によると、富山県内は土曜日の31日昼すぎから月曜日の9月2日ごろにかけて大雨となる恐れがあり、雨雲が予想より発達した場合は警報級の大雨となる可能性がある。 県内の31日の1時間降水量は最大30ミリ、1日午後6時までの24時間降水量は最大80ミリ、2日午後6時までの24時間降水量は最大150ミリが予想される。 ●あいの風、富山空港は1、2日に運休も あいの風とやま鉄道は1、2日に一部列車の運休や遅れ、全日本空輸は富山空港発着便が31日、1日に欠航や遅延が出る可能性があると発表した。 台風は1日にも熱帯低気圧に変わる見通しだが、東海、近畿、四国では31日も線状降水帯が発生する恐れがある。6人の死亡が確認され、けが人と合わせ人的被害は100人を超えた。 消防庁によると、愛知県蒲郡市で家族5人が土砂崩れに巻き込まれ、3人が死亡した。徳島県上板町では損壊した住宅の下敷きになり80代男性が死亡した。鹿児島市の鹿児島港と福岡県築上町では男性の遺体が見つかり、行方不明になった人との関連を調べる。