【天皇賞秋】データから見る枠番「絶好」と「最悪」 ベストな枠を引き当てた陣営は?
[GⅠ天皇賞・秋=2024年10月27日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2000メートル] 第170回天皇賞・秋の枠順が24日、午後2時過ぎに確定した。舞台はスタートしてからすぐカーブを迎えるため、外枠不利と言われる東京芝2000メートル。すでに出走馬の陣営から悲喜こもごもの談話が出てきているが…。過去データから本当にいい枠はどこかを探ってみると意外?な結果が出た。
ツキが回ってきたのは…
まずは「1」から「8」までの枠番別成績だ。コース改修した2003年以降のデータにおいて、最も勝っているのは最内の1枠(4勝)ではなく5勝の4枠だった。1枠が37頭出走して〈4・4・1・28〉に対して、4枠は40頭出走して〈5・4・4・27〉。1枠の勝率=10・8%、連対率=21・6%。複勝率=24・3%に対して、4枠は勝率(12・5%)、連対率(22・5%)、複勝率(32・5%)と全てで上回っている。 次は馬番別成績。これも内になればなるほどいいかというとそうではなく、最多勝は7番の4勝。21頭出走して〈4・4・2・11〉は、例えば1番の〈2・2・0・17〉と比較して、断然成績がいい。 結論。改修後の東京芝2000メートルは枠番なら「4」。馬番なら「7」が最も勝ち運がある。それを引き当てたドウデュースにはツキが巡ってきたということになる。 ちなみに枠番別で最も勝てていないのは、やはり8枠で55頭出走して連対したのは2003年に勝ったシンボリクリスエス(馬番18番)のみ。まさに死の枠で、8枠14番レーベンスティールにとっては不吉なデータだが…。同馬の馬番14番で見ると違った側面も。この馬番は過去18頭出走して2勝しており、1番枠と勝ち鞍は同じ。決して死の馬番とも言えない。
東スポ競馬編集部