最近免許を取得したのですが「バック駐車」って難しすぎませんか? 新車にキズが付いてしまいましたし「修理費」も考えるとデメリットが大きいでしょうか…?
運転初心者はもちろん、ある程度運転に慣れてきても「バック駐車」に苦手意識を持つ人は少なくないようです。バック駐車に挑戦したものの、車にキズをつけてしまったら悲しいですし、修理費の負担も重くのしかかります。 バック駐車は難しいのに、なぜ日本の車はみんなバックで駐車するのかと疑問に思う人も多いでしょう。本記事ではバック駐車のメリット・デメリットを考えながら、日本でバック駐車する機会が多い理由やバック駐車のコツを解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
日本でバック駐車が多い理由をメリット・デメリットから解説
日本では、駐車場に車を停めるときにバック駐車を行うのが一般的です。バック駐車と前進駐車のメリット・デメリットからその理由を探ります。 ■バック駐車のメリット・デメリット バック駐車のメリットは駐車するのに必要なスペースが少なくて済むことです。車は前輪が動いて方向転換を行う構造であり、バックしながらのほうがコンパクトに動けるという性質を持っています。バック駐車のほうが、切り返しの回数を少なくできるのです。 またバック駐車の、前進しながら安全に発進ができるというメリットも見逃せません。警察庁の「交通の方法に関する教則」にも「バックで発進することは危険ですから、車庫などに入れるときは、あらかじめ発進しやすいようにバックで入れておきましょう。」という文言があり、安全のためにバック駐車が推奨されているのです。 一方のデメリットは狭いスペースに向かって、バックで走行しなければいけないことであり、これが多くの運転初心者がバック駐車を苦手としている原因となっています。 ■前進駐車のメリット・デメリット 前向駐車はスピーディーに駐車ができることが最大のメリットです。切り返し不要で直接駐車スペースに入れることも多く、特に後続車が多い駐車場のときは前向き駐車が好まれます。 ただし前進しながらの旋回には内輪差が発生するため、駐車スペースが大きくないとスムーズに入庫できないことがデメリットです。 また、前進駐車した車を発進させる場合、車や人が往来する場所に向かってバックで進まなければいけません。死角に注意しながら慎重に後退せねばならず、実は高い技術と安全意識が不可欠なのです。