【NFL】元シーホークスHCキャロル、コーチとしての復帰について「現時点では望んでいない」
キャロルが初めてNFLに足を踏み入れたのは1984年で、バッファロー・ビルズのディフェンシブバック(DB)コーチに就任したときだった。1994年にはニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチに就任するも、1シーズンで退任。ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチを務めた期間はそれよりもやや長かったが、1997年から1999年までと短かった。その後、USCを指導し、衰退していたチームを再び強力なチームに変えたキャロルは、2010年にシーホークスのヘッドコーチに就任。14シーズンの在任期間中に10回のプレーオフ進出、2回のカンファレンスチャンピオンシップ、そしてフランチャイズ唯一のスーパーボウル制覇を達成した。
1月10日にシーホークスがキャロルを解任すると発表したとき、キャロルがアドバイザーとして組織に残ることも発表されたが、それは実現していない。キャロルは新HCマイク・マクドナルドとは一度しか接触しておらず、フランチャイズが前に進むためには自分が距離を置くのが最善だと感じていると述べた。
「彼らとはまったく話していない」と明かしたキャロルはこう続けている。「ある日、駐車場でマイクとばったり会い、それは私たちが2人で会う良い機会になった。軽くあいさつして、そのまま別れた。彼らとはほとんど関わりがないし、実際にはテレビでちょっとだけ試合を見るくらいで、あまり注意を払っていない。それが正しい行動だと思っている」
「意図的に距離を置いているんだ。ああ、彼らにはまったく会いに行っていない」
だからと言って、キャロルがチームを見たり追いかけたりしないというわけではないようだ。
「見ないというのは無理だね」とキャロルは話している。
長年にわたって選手たちと素晴らしい関係を築き、選手たちの成功を何よりも願っているキャロルは、次のように語った。
「私がよく知っていて気にかけているあのフットボールチームには、大好きな選手がたくさんいるから、どうなるか見守りたいと思っている。彼らは成功を収めているし、困難を乗り越えて素晴らしいことを成し遂げてくれるといいなと願っている」