松山北が初戦快勝!理学療法士も視野に入れる快速外野手は真のスピードスターになれるのか!?【秋季愛媛県大会】
◇令和6年度秋季四国地区高等学校野球愛媛県大会予選1回戦◇松山北9対4伊予◇マドンナスタジアム(愛媛県松山市)◇15日 【動画】注目2年生の中学時代!佐藤龍月、森陽樹、福田拓翔など2025年ドラフト候補も! 背番号7を背負った松山北の「1番・レフト」が躍動した。 その選手の名は河原 翔外野手(2年)。守備面では課題も多いが、173センチ64キロとアスリート系の体格から「自分の武器は足」と自負する50メートル走6秒1、一塁駆け抜け3秒9台、ドラックバント駆け抜け3秒6台の俊足は四国内ではトップクラスだ。旧チームでは2番打者として活躍、小柄な俊足リードオフマン門屋 蒼内野手(3年)が退いた後は1番打者を務めるようになった。 迎えた秋季愛媛県大会初戦。伊予との予選1回戦では、「かなり緊張した」中にあっても河原は3打数1安打2四球3得点と「出塁して得点に絡む」という自分のミッションを達成しつつ9対4の快勝に貢献した。 中でも松山リトルシニア時代にコーチから走塁技術を伝授され、この試合でもタイム3秒2台で走り抜けた2盗塁のシーンは、加速からベースに近いスライディングまで高校生離れしたものだった。 松山北の次戦は強豪・今治西。県大会出場をかけた一戦に向けてリードオフマンの重要性はますます増しそうだ。もちろん当人も「僕が出塁してチームを勇気付けたい」と意気込みは十分。将来の夢については「理学療法士とかを考えているが、まだはっきり描けていません」と正直に明かしたが、ここでの活躍次第では金子 侑司のような真のスピードスターへの道を駆け上がりそうである。