【楽天】FA茂木の人的補償でヤクルトから小森航大郎を獲得 1軍無安打の素材型が「求められた背景」とは
楽天は1月8日、FAでヤクルトへ移籍した茂木栄五郎内野手(30)の人的補償として、小森航大郎内野手(21)を獲得することに合意したと発表した。 【動画】プロ初の1試合2発!長岡秀樹が右翼席へ弾丸ライナーの本塁打 小森は宇部工高から21年ドラフト4位入団。右投げ右打ちの内野手。プロ3年目の昨季は、9月にプロ入り後初めて1軍登録され、4試合に出場、5打数無安打に終わっていた。 小森は球団を通じて以下のコメントを発表。「今回の話を聞いてとても驚いています。スワローズでは、まだ1軍での出場が少なかったのですが、選手をはじめチームの皆さまと、応援してくださったファンの方々に感謝の思いでいっぱいです。チームは変わることになりましたが、これからも頑張っていきたいと思います。楽天ファンの皆さまも、よろしくお願いいたします」と結んだ。 また、小森の持ち味といえば、足だろう。昨季ファームでは110試合に出場し、打率.252、2本塁打、23打点、24盗塁をマーク。イースタン盗塁王に輝いていた。 今季から自身2度目の楽天監督を務める三木肇氏といえば、走塁に力を入れていることでも知られる。2020年の春季キャンプ時には「特走」と題した走塁教室を開くなど、選手たちの意識を高めてきた。 実際にチームも昨季はリーグ2位の「90盗塁」をマーク。小郷裕也(32盗塁)、小深田大翔(29盗塁)、辰己涼介(20盗塁)とリーグ2位から4位を楽天選手が占めるなど、球界屈指のスピードスターがそろっている。 ここに新たなピースとして昨季イースタンの盗塁王に輝いた小森が加わることで、さらなる活性化、選手たちの一層の走塁意識の高まりも期待される。 1軍での出場は少ないが、パンチ力ある打撃も持ち味とされる4年目内野手が東北でどのように才能を開花させていくのか。今後の活躍を期待したいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]