FAソトの争奪戦、ニューヨーク勢に割って入るのはブルージェイズか「ヤンキースとメッツにとって現実的な障害だ」NY紙報道「トロントが釣り上げても驚かない」
今オフのフリーエージェント(FA)市場で目玉になっているフアン・ソトの争奪戦は、2024年に所属したヤンキースとメッツのニューヨーク勢が有力候補と見られている。そんななか、この2球団に割って入る球団があると地元紙『New York Post』が報じた。 【動画】フアン・ソトの24年ポストシーズン・ハイライト 「FAの大スター、ソトの獲得希望者はヤンキースとメッツを含む8球団に絞られたと言われている。しかしニューヨークの2チームが、とくに注目しなければいけないチームがひとつある。ニューヨーク勢の争奪戦を阻止する可能性があるのは、資金力のあるブルージェイズかもしれない。裕福なオーナーシップと、みじめな24年から立ち直る強い意志があり、現実的な障害と見なされている」 ヤンキース、メッツ、ブルージェイズのほかにソトの争奪戦に加わっていると言われているのが、ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボストン・レッドソックスに加えて、同紙のいう“謎の”2チームだ(そのうちひとつはタンパベイ・レイズと噂されている)。 同紙によると各球団は今週からソトと面会する予定で、「少なくともヤンキースは、オーナーのハル・スタインブレナーとブライアン・キャッシュマンGM、アーロン・ブーン監督がソトに会いに行く」という状況だ。 「ヤンキースは19年にゲリット・コールと9年総額3億2400万ドル(当時約352億円)の超大型契約を結んだが、時には線引きをすることもある。昨オフにドジャースに移籍した山本由伸は、12年総額3億2500万ドル(当時約461億円)と5060万ドル(当時約72億円)のポスティング料でヤンキース相手にワールドシリーズに勝利した(ヤンキースは3億ドルで入札した)」 ソトは全30球団を検討の対象にしており、「どれだけ私を欲しがっているか」を示してもらいたいと語っている。つまりは金額だ。「あるGMは、ソトはおそらく野手としてアーロン・ジャッジの記録的な年俸4000万ドル(約61億円)、さらにマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーの年俸4330万ドル(約66億円)を上回る15年契約を求めていると考えており、少なくとも13年契約が提示されるだろう」と示唆したという。 こうした状況を踏まえ、同紙は「その点でトロントは、昨オフに大谷翔平からの10年総額7億ドル(当時約1015億円)のリクエストに応じたことで知られている。最終的にブルージェイズが最大の魚を釣り上げたとしても、関係者の誰ひとりとして驚くことはないだろう」と、ソト争奪戦におけるブルージェイズの立ち位置を表現した。 今週から各球団との交渉を始めると見られているソトは、どのような決断を下すのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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