【追悼特集】2024年に亡くなった映画人たちと映画 洋画編
2024年も映画界で一時代を築いてきた方々の訃報が相次ぎました。主演されていた映画作品を中心に在りし日を偲びます。
アラン・ドロン
1935年11月8日生まれ。フランス出身。4歳で両親が離婚。里親に育てられ寄宿学校を転々とする少年時代を送り、17歳で仏空軍に入隊。除隊後、様々な職を経て、1957年の「女が事件にからむ時」でスクリーンデビューする。1960年『太陽がいっぱい』に主演し、世界的にその名を知られ、世紀の二枚目と呼ばれるようになる。その後、数多くのフランス映画・イタリア映画・アメリカ映画に出演。2017年、俳優業から引退を表明。(2024年8月18日 没/ 享年88歳) 【受賞歴】 ゴールデングローブ賞 1964年 『山猫』 新人男優賞 ノミネート セザール賞 1977年 『パリの灯は遠く』最優秀男優賞 ノミネート 1978年 『チェイサー』 最優秀男優賞 ノミネート 1984年 『真夜中のミラージュ』 最優秀男優賞 受賞 ベルリン国際映画祭 1995年 名誉金熊賞 受賞 カンヌ国際映画祭 2019年 名誉パルムドール 受賞 ほか 【主な出演作品】 『太陽はひとりぼっち』(1962) 『地下室のメロディー』(1963) 『サムライ』(1967) 『レッド・サン』(1971) 『チェイサー』(1978) 『真夜中のミラージュ』(1984) ほか
『太陽がいっぱい』( 1960 ) まばゆい太陽が照りつける地中海で実行された美しく孤独な野心家の殺害計画
貧しい青年トムは、イタリアで豪遊する金持ちの息子フィリップと一緒に、ヨットで海に出かける。フィリップからの不当な扱いに怒りを覚えたトムは、船上でフィリップを殺して彼になりすまし、彼の財産と美しい恋人を奪おうとするが‥‥。アラン・ドロンの名を世界に轟かせた犯罪サスペンス。 [監督]ルネ・クレマン [原作]パトリシア・ハイスミス [出演]アラン・ドロン/モーリス・ロネ/マリー・ラフォレ [配給]KADOKAWA © 1960 STUDIOCANAL – Titanus S.P.A all rights reserved 1960年06月11日 公開