撮り鉄が「害悪認定」されてる? JR宗谷本線のポスターたびたび話題も…地元役場「実はジョークです」
●職員が「ブラックジョークで鉄道オタクを入れてみよう」と企画
村によると、幌延町の広告代理店が大まかなデザインを考え、それを受けた村の職員(当時)が「鉄道オタクの方を入れてみてはどうか」とアイディアを出したという。 弁護士ドットコムニュースの取材に「特に撮り鉄に困っていることはなく、世間でもニュースでも流れていた時代だったので、ちょっとしたブラックジョーク的な感じでアイディアを出したと聞いています」と説明した。 少なくとも音威子府村では、沿線住民から撮り鉄に関して苦情が届けられることはないという。取材に応じた担当者も「宗谷本線では、撮り鉄のみなさんは、私が見ている限りではマナーよく撮影している。線路に出るような人もいない」と話す。 ●音威子府村は「北海道で一番小さな村」として知られる また、クマが列車にぶつかる被害もほとんど聞かないというが、エゾシカはよくぶつかるのだとか。 宗谷本線では雪の時期になると、線路上に積もった雪を除雪するラッセル車を目当てとした撮り鉄もやってくる。 「マナーを守ってくれる観光客はありがたい。少しでも来ていただいて、広めていただければと思います。自然豊かで温泉もあります」 「北海道で一番小さな村」として知られる音威子府村の担当者は、マナーの良い撮り鉄を歓迎するのだった。