小山慶一郎、連ドラ初主演は「未体験ゾーン」 母が作る思い出の“味”を振り返る<高杉さん家のおべんとう>
小山慶一郎が主演を務める「高杉さん家のおべんとう」(毎週水曜深夜0:29-0:54、中京テレビ・日本テレビ系※TVerでも配信)。本作は、2014年度日本地理学賞(社会貢献部門)を受賞し、累計発行部数156万部を超える同名漫画(著者・柳原望)の実写ドラマである。 【写真】小山慶一郎“ハル”と、平澤宏々路“久留里”が初めて別々の夜を過ごす このたび、今回が初の連ドラ主演作となる小山にインタビューを実施。撮影への意気込みやドラマの見どころを聞いた。 ■ドラマはまだまだ「未体験ゾーン」 これまで芸能生活を約24年間やってきて、まだやったことのないことがあったのかと新鮮な気持ちになったのと同時に、自分が連ドラの主演と聞いたときは「えっ、俺が?」という驚きもありました。 でも、少し前からマネジャーさんにはお芝居の仕事をやりたいと伝えていたので、やはりフラグを立てておくのは大事だなと思いました。とはいえ、ドラマは稽古を重ねる舞台とは違い、撮影初日の1シーン目からグッと入り込まないといけないので、僕にとっては、まだまだ未体験ゾーンですね。 ■ハルとの共通点は「地理学」 僕が演じるハルは“全力空回り男”というのがポイントだと思います。僕自身はそういうタイプではないので、逆にやりやすさもあるのかなと。小山慶一郎=ハルではないし、自分と懸け離れている役の方が楽しみでもあります。 ただ、ハルとは共通点もあって。ハルは地理学を研究していて、現地に赴くフィールドワークを大切にしているんですね。僕も大学時代は文学部の史学地理学科にいたので、地理学を勉強していました。 フィールドワークにおいても、僕がキャスターをやらせていただいていたときはそこに重きを置いて活動していたので、そういう部分は共通していると思います。あと、料理が苦手なところも僕と同じですね(笑)。 ■思い出のお弁当は「中華」 うちは母親がずっとラーメン店を営んでいるので、お弁当に入っているのも中華なんですよ(笑)。だから、チンジャオロースとご飯とか、八宝菜とご飯とか、一品系が多くて。今思えば、ニンニク臭がすごかったと思います(笑)。 でも、なぜかお昼になっても、おかずの汁がご飯に染み出してなくて。多分、何かしらのテクニックを使っていたんだと思うけど、それを今回の台本を読んで思い出しました。このドラマでも、そういったお弁当作りのコツやテクニックが描かれますし、全話ともほのぼのとしているので、ほっこりとした気持ちで見ていただけるとうれしいです。