“秋の味覚”にも「103万円の壁」 国民民主と自民・公明が協議スタート 玉木代表「必死の交渉が始まる」【news23】
■玉木代表「必死の交渉が始まっていく」 どうなる「103万円の壁」 「103万円の壁」引き上げの旗振り役である国民民主党の玉木代表は。 国民民主党 玉木雄一郎代表 「佳境の税制に向けた協議がきょうから始まる。必死の交渉が始まっていく」 国民民主党は14日、自民党と公明党それぞれと税制に関する協議を行いました。 しかし… 自民党 小野寺五典政調会長 「きょうは顔合わせのような状況」 Q.中身の話は? 「きょうはありません」 14日はバラバラでの協議でしたが、来週にも税制に関する3党の実務者協議をスタートさせるということです。 焦点は「103万円の壁」をどこまで引き上げるのか、です。 Q.178万まで引き上げ金額は維持? 国民民主党 古川元久税調会長 「もちろん我々としては試算したうえで根拠があって出している」 178万円への引き上げは譲らない姿勢の国民民主党側。 ただ、この壁を突破するには、また“別の壁”を越える必要がありそうです。 ■国民民主党「財源は与党が考えること」“103万の壁”引き上げで地方が悲鳴? 出張先のフランスからリモートで定例会見を行った群馬県の山本知事は… 群馬県 山本一太知事 「『年収の壁』見直しの影響について群馬県が試算を行った」 群馬県の試算によると、「壁」を178万円に引き上げると、群馬県と市町村の税収があわせて約830億円減るといいます。 群馬県 山本一太知事 「身近な行政サービスに大きな影響が出ないとは到底言えない。非常に深刻な問題になると思う」 宮城県の村井知事も13日、約810億円の減収が見込まれるとした上で... 宮城県 村井嘉浩知事 「たちどころに財政破綻するだろう。何を削ってどこから財源を生み出すのか。空言いうのではなく、現実に地に足がついた具体的な対策・方策を示した上で、与党と話し合いをしてほしい」 地方の理解という壁を越えられるのか。本格的な議論はこれからですが、国民民主党の古川税調会長は… Q.財源論については?