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（ブルームバーグ）： データ分析ソフトウエアの米マイクロストラテジーは、新株・債券発行を通じて420億ドル（約６兆4430億円）を調達するため、複数の銀行を起用した。暗号資産（仮想通貨）ビットコインの追加購入が目的。

同社は「アット・ザ・マーケット・オファリング（ＡＴＭ）」と呼ばれる方式で株式を発行するため、少数の銀行を起用。この取引で210億ドルを調達できる可能性がある。また、同額の調達が見込まれる債券発行の可能性に向け、準備を進めている。

同社はここ１年間、転換優先社債の発行などを通じて数十億ドルを調達してきた。

マイクロストラテジーの企業戦略にはビットコイン購入が含まれる。ＡＴＭ方式を採用すると、追加の書類を提出せずに最大210億ドル相当の株式を発行することが可能となるが、同社がそれを実施する保証はなく、実施したとしてもその金額を一度に調達できるとは限らない。

30日の発表によると、マイクロストラテジーは７ー９月（第３四半期）に21億ドル調達。４－６月（第２四半期）には８億ドルを調達していた。

今回の資金調達計画と四半期決算の発表を受け、30日の米株式市場の時間外取引でマイクロストラテジー株は圧力にさらされた。同社株はここ１年で500％近く値上がりしており、同期間のビットコインの上昇率（約110％）を上回っている。

原題：MicroStrategy Moves Toward Raising $42 Billion for Bitcoin (1) （抜粋）

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