「40代であの衣装を着られるとは」11年間おねんどお姉さんを演じる岡田ひとみ(43)「衣装で自分に魔法をかけて」
『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』(Eテレ)に「おねんどお姉さんひとみ」として出演し、今年で12年目となる岡田ひとみさん(43)。パステルカラーが印象的な衣装に込めた思いを伺いました。(全4回中の2回) 【画像】永遠の少女ですね!可愛らしい衣装が最高にお似合いの近影から意外すぎる私服姿まで(全25枚)
■「衣装で自分に魔法をかける」 ── Eテレの番組に「おねんどお姉さんひとみ」「おねんどお姉さんのお姉さんコネル」の2役で出演中です。「こねこね~こねこね~」という決め台詞も印象的な、独特のキャラクターですが、演じるうえで心がけている点はありますか?
岡田さん:そうですね。「おねんどお姉さんひとみ」も「おねんどお姉さんのお姉さんコネル」も、普段の私と共通点はありつつもけっこう違うな、と思っています。なので、衣装を着た瞬間に変身するような感覚ですね。 私はずっと茶道をやっているんですが、それが「おねんどお姉さんひとみ」のキャラクターづくりに役立ったかな、と思っています。茶道では軽いものは重そうに、重いものは軽そうに扱うことや、美しい姿勢や仕草を学びました。そういったことは取り入れていますね。
── パステルカラーのかわいらしい衣装が素敵ですが、ご自身でデザインされているそうですね。 岡田さん:そうなんです。デザインのコンセプトは一貫して「私が子どものときに憧れていた衣装」。私はピンクが大好きだったので、最初はピンクの服が多かったんですが、「こういう方が似合うかな」と少しずつ変えています。 実は衣装は「海」とか「パレード」とか、毎回テーマを決めているんです。衣装さんと一緒に生地屋さんに行って、私が描いたデザインを見てもらいながら生地を選んでいます。
あとは私と同じ衣装を作ってくれるお子さんもいらっしゃるので「お子さんが着てかわいい」「真似しやすい」というのも考えながらやっています。
■着ていて気持ちのいい服を着ていたい ── 私自身、40代が近づいて「ピンクやパステルカラーは着こなせないのでは」と敬遠してしまうのですが、岡田さんは堂々とご自身の世界観を表現されていて、しかもとてもお似合いです。 岡田さん:私もねんドルを始めたときは、40代であの衣装を着られるなんて、想像もできなかったんです。ただ、衣装を含めて、空間を楽しくするエンターテイメントが大好きなんですよね。たとえば、ディズニーランドに行ったときに、建物も素敵だし、お掃除をしている人を含めてキャストの方々みなさん素敵ですよね。そういう世界観がすごく好きなので、ねんど教室でも、たとえそこが会議室だったとしても、夢の世界に来たような気持ちになってほしいんです。