「40代であの衣装を着られるとは」11年間おねんどお姉さんを演じる岡田ひとみ(43)「衣装で自分に魔法をかけて」
何よりあの衣装を着ると、子どもたちがすごく心を開いてくれる。なので、子どもたちに近づくための作業着、という感じですね。ただ、やっぱり20年前に着ていたピンクの衣装と今のピンクの衣装とは少し違うんです。自分の似合うものが変わってきているとは理解しているので、デザインをちょっとずつ変えています。 ねんど教室ではオリジナルで音楽も作っていただいているので、トータルで世界観を作って楽しんでもらえたらな、と思っています。
── 普段はどんなファッションなんですか? 岡田さん:普段はモノトーンやシンプルなものが多いんです。あの衣装を着るようになってよけいに衣装とかけ離れたものを着るようになっているかもしれません。切り替えるスイッチを自分で楽しんでいます。衣装は、自分に魔法をかけるためのものかもしれないですね。 衣装を着ているときは何の迷いもないのですが、プライベートで服を選ぶときはその場の空気に合った服選びをすることもあります。でも、やっぱり自分が一番いい気持ちでいられるものを着ていたい。衣装にしても、普段の洋服にしても、自分の気持ちが前向きになるものを着たいなと思っています。
もちろんその場に合った服を着たいけれど、いい意味で自分勝手に生きられるようになってきた気はしています。
■「なんで普通のアイドルと違うの?」と問う姪への答え ── Xで明かしていましたが、姪っ子さんから「普通はアイドルがメインなのに、なんでひとみはねんどがメインなの?」と聞かれて、岡田さんが「最初は普通のアイドルになるのが夢だったけど、私はねんどが得意で好きだったからねんどをやったほうがみんなを楽しませることができると思ったんだ」と答えたそうですね。
岡田さん:そうなんですよ。まさかそんな疑問を持たれるとは思ってなかった(笑)。 今小学校2年生の姪っ子なんですが、生まれる前からかわいがっていたくらい、大好きなんです。いろんなことに興味を持って、疑問があったらすぐ自分で聞ける、すごく賢い子で。それで「ひとみは他と違うな」と気づいたのがまずすごいな、私のしていることを職業として認識しているんだなと驚きました。 彼女がこれから生きていくなかで、自分の個性も周りの個性も、いろんな生き方をリスペクトしながら育ってほしいなと思っています。