支配下7選手が構想外のソフトバンク 育成打診を保留した選手に球団幹部が明かした見解
ソフトバンクは4日、風間球打投手(21)ら支配下7選手と来季の契約を結ばないと発表した。風間に加え、仲田慶介内野手(25)や三浦瑞樹投手(25)など5選手には育成での再契約を打診した。それでも仲田や三浦ら育成への〝降格〟を受け入れられない選手は、他球団への移籍を視野に入れる意向を示した。 ■大ナタ22選手に…ドラ1右腕ら戦力外【一覧】 永井智浩編成育成本部長は「僕らとしてはホークスで頑張ってもらいたいと思っている。戦力じゃないと判断したのであれば育成のオファーをしない」と説明した。一方で、最大70人の支配下登録の枠を重視したことも明かして「(支配下)70人で始まったら、育成選手は頑張れないですよね。その選択肢はない」と強調した。 今季は仲田ら3人が開幕前に育成から支配下入りした。シーズン途中にも三浦ら5人が支配下登録となり、外国人野手のダウンズを獲得して最終的には70人に到達していた。今秋のドラフト会議で6選手を獲得し、来季も育成からの昇格を見据えた編成をする中で、一定の枠を確保するための判断だった。 プロ野球選手は個人事業主。契約を結ばなかった選手は、他球団からの支配下契約のオファーがあれば、移籍することは可能となる。永井本部長も「そのリスクを背負うのはしょうがない」と受け止める。岐路に立った選手たちは、悩んだ末にどのような決断を下すのか。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社