ZERO1・田中将斗51歳、30周年記念大会を控える男のグッドコンディションキープの秘訣とは?【田中将斗(前編)】
こうなると週に7日をトレーニングに費やしている計算になる。ある程度の休養も必要と思われるが…。 「そうですね。ただボクの場合、巡業とかで試合があるときには、会場入り後にはあえて何もしないんですよ。脚がつるのを防ぐために軽く柔軟をするくらいで、何もしません。まあ、近くにジムがあったら行く場合もあるし、東京の試合で会場入りが遅い日とかはジムに行ってから会場に入るということもあります。ただ、基本的に巡業のときは会場では何もしません。これって、アメリカに行ったときに学んだんですよね。海外の選手ってほとんど会場では練習をしない。向こうの選手と会場をまわったときに、それが当たり前でした。それでやってみたらボクも全然調子は悪くならないし、むしろこっちのほうが合ってるなって思ったんですよね」 日本では、プロレスラーが試合前にもトレーニングを行なっているイメージがあるが、海外ではリングを使って練習している姿はほとんど見られない。試合で爆発させるのが、海外選手のやり方なのだろう。田中も、それに則った形を取っている。 「練習方法もずっと変わらないです。トレーニングへの意識が変わってからも変わらないし、変えることもない。でも、肩の手術をしてからは可動域が狭くなったぶん、ベンチプレスよりもダンベル中心にしたり、そういう細かいチェンジはありますが、基本的には同じです。それは年齢を重ねても変わりません。もしトレーニングの頻度を落とすと退化していってしまうのではと思うので、逆に時間を長めにしていこうという意識のほうが高いですね」 (後編に続く) 【大会情報】 ZERO1「弾丸戦士・田中将斗プロレス生活30周年!記念大会~D・A・N・G・A・N anniversary!新宿FACE大会!」 7月11日(木)東京・新宿FACE(開場18:30、開始19:00) 対戦カード ▼シングルマッチ田中将斗30周年記念試合(30分1本勝負) 田中将斗vs杉浦貴 ▼シングルマッチ(30分1本勝負) 永尾颯樹vs小峠篤司 ▼タッグマッチ(30分1本勝負) クリス・ヴァイス&ハートリー・ジャクソンvs松永準也&佐藤嗣崇 ▼3WAYマッチ(20分1本勝負) ウナギ・サヤカvs関根“シュレック”秀樹vs八須拳太郎 ▼6人タッグマッチ(20分1本勝負) 菅原拓也&馬場拓海&ヒデ久保田vsヤス久保田&横山佳和&リッキー・フジ ▼シングルマッチ(15分1本勝負) 朱鷺裕基vs酒井博生
取材・文・写真/新井宏 写真提供/ PROWRESTLING ZERO1 取材協力/ゴールドジム曳舟東京