フライパン1つでできる「世界一簡単なパン」のつくり方。ほぼほったらかしで10分で完成
こねたり焼いたり、手間がかかるイメージのあるパンづくり。時間や手間を減らしてつくれたらうれしいですよね。 企業のベーカリーで店長としてパンづくりを基礎から学び、近著の『ゆーママの魔法のフライパンブレッド』 (扶桑社ムック)では、フライパンで簡単にできるパンのレシピを紹介している料理家のゆーママ(松本ゆうみ)さんに、1つのフライパンでこねる→焼くまでできる、世界一簡単なパンのつくり方を詳しく教えてもらいました。
フライパンでできる!基本のテーブルパン
朝食にも夕食にも合うベーシックなテーブルパンをフライパンでつくります。ほとんどほったらかしで、実際の作業時間は10分程度。これがフライパンブレッドの基本。簡単すぎるのに絶品パンが焼けますよ!
●基本のテーブルパン
【材料(20cmの深型フライパン1台分)】 ・A[強力粉200g 砂糖20g 塩3g インスタントドライイースト3g] ・B ぬるま湯 140g ・C バター(食塩不使用・温めてやわらかくする) 15g ・打ち粉(強力粉) 適量
【下準備】
・ぬるま湯は水を耐熱カップに入れてラップをかけずに電子レンジ(600W)で40秒加熱し、人肌くらい(35℃前後)に温める。 ・バターは耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で40秒ほど加熱する。バターがやわらかくなっていればOK。
ステップ1.材料を入れ、箸で混ぜてひとまとめにする
(1) 直径20cm、深さ5~7cmほどのフライパンに計量した強力粉、砂糖、塩を入 れる。イーストを中央に加えてぬるま湯をかけ、イーストが湯を吸ったら箸でざっくり混ぜる。 <ポイント> ・ぬるま湯は水を耐熱カップに入れてラップをかけずに電子レンジ(600W)で40秒加熱し、人肌くらい(35℃前後)に温めてつくる。イースト(酵母菌の一種)は60℃以上で死んでしまうため、水や牛乳などの加熱しすぎに注意を! ・イーストの溶け残りを防ぐために、ぬるま湯はイーストを目がけて注いでください。 (2) やわらかくしたバターを加える。 <ポイント> ・バターは耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で40秒ほど加熱しておく。イースト(酵母菌の一種)は60℃以上で死んでしまうため、バターの加熱しすぎに注意を! バターがやわらかくなっていれば溶けきっていなくてOKです。 ・バターの分量によって加熱時間は加減してください。 (3) 箸でぐるぐる混ぜる。 (4) ひとまとまりになり、箸で混ぜにくくなるくらいまで混ぜる。