【UFC】2月9日(日)『UFC312』豪州シドニー大会が連続開催決定、4年間のマルチイベント契約。2024年11月23日『UFCファイトナイト・マカオ』、日本大会は?
2025年2月9日(日)豪州シドニーのクドスバンク・アリーナにて『UFC312』の開催が決定した。 【写真】UFCミドル級はアデサニヤ、ストリックランド、そして現在はドリカス・デュ・プレシが王者だ。 豪州ニューサウスウェールズ州政府とのパートナーシップにより、『UFC312』は4年間のマルチイベント契約の一環として2度目のペイ・パー・ビュー・イベント(PPV)となる。 ヒクソン・ロード・リザーブで行われた発表会には、 ニューサウスウェールズ州クリス・ミンス知事、スティーブ・カンパー スポーツ担当大臣、UFC豪州・ニュージーランド副代表のピーター・クロツコ、そしてUFCフェザー級1位で元王者のアレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)らが出席。 UFCのピーター副代表は、「オーストラリアのシドニーにオクタゴンが戻ってきます。クドスバンク・アリーナで、国内外の最高のUFCアスリートを迎えて、また素晴らしいイベントが開催されます。イベント・パートナーであるデスティネーション・ニューサウスウェールズからのサポートを大切にし、2023年9月の『UFC293』の成功に続き、また記録的な結果を出したいと思っています」と挨拶。 ミンス知事は、「UFCがシドニーに戻ってくることは、選挙公約を実現するための新たな一歩です。昨年のイベントは大成功を収め、来年のイベントもそれに匹敵するものとなり、シドニーがスポーツ・イベントのトップ・デスティネーションであることを世界的にアピールできるものと期待している」と語った。 また、ジョン・グラハム雇用・観光相は、「UFCの開催は、シドニーを世界的な舞台へと押し上げ、超大型イベントの開催において、シドニーが他の追随を許さないことを証明します。オクタゴンがシドニーにやってくると、何千人もの観光客がシドニー市内のホテルに宿泊し、カフェやレストランで食事をし、その他のアトラクションを訪れる。 『ビビッド』(光や食の冬のフェスティバル)や『SXSWシドニー』(音楽、映像、ゲーム、テクノロジー、イノベーション、カルチャーを紹介するフェスティバル)のような素晴らしい芸術・文化イベントのカレンダーと並んでUFCが開催されることは、ニューサウスウェールズ州が多様なワールドクラスのサービスを提供していることを示しており、今後もシドニーを訪れる観光客の経済を新たな高みへと押し上げるだろう」とした。 2010年のオーストラリア初のUFCイベント『UFC 110: Nogueira vs. Velasquez』を皮切りに、シドニーでは計5回の大型イベントが開催された。その間、ミドル級のロバート・ウィテカーとフェザー級のアレクサンダー・ヴォルカノフスキーという2人のオーストラリア人王者が誕生したこともあり、オーストラリアでのUFC人気は急上昇。 現在、UFCのソーシャルメディア・チャンネルのフォロワー数は2億8300万人、UFCファンは全世界で7億人を超えており、オーストラリアとニュージーランドを合わせると、UFCのファンは430万人以上、ソーシャルメディアのフォロワーは1000万人を数える。 2010年以来、UFCはシドニー・クドスバンク・アリーナ、メルボルン・ロッド・レーバー・アリーナ、パース・アリーナ、ブリスベン・エンターテインメント・センター、アデレード・エンターテインメント・センター、ゴールドコースト・コンベンション・センターでの完売公演を含む18のライブ・イベントをオーストラリアで開催してきた。これらのイベントの合計観客数は313,000人を超え、ペイ・パー・ビューや世界各地のテレビ放送で数百万人が視聴した。 2023年9月にはクドス・バンク・アリーナで2017年以来6年ぶりのシドニー開催となる『UFC 293: Adesanya vs. Strickland』が行われ、18,168人の観衆でチケットは完売。オーストラリア国内の屋内アリーナにおける単一イベントの最高興行収入や、クドスバンク・アリーナ史上における単一スポーツイベントのチケット発行枚数の最高記録など、複数の記録を塗り替えることとなった。 『UFC 293』のチケット購入者の63%が州外からの観光客であり、世界的なスポーツイベントによる直接効果2,160万ドルを含む5,710万ドルの経済効果を生み出したとされ、世界中の9億7500万世帯に放送された同大会は、11億ドルのメディア価値を記録した。 2025年2月9日(日)の『UFC 312』シドニー大会へは、Sportsnet Holidaysで現在販売中の旅行パッケージを購入することで、イベントへの参加権を確保することができる。 また、VIPチケットは、UFCのオフィシャルVIPエクスペリエンス・プロバイダーであるOn Location社から間もなく発売される。プレミアム席、試合後のオクタゴン体験、オールインクルーシブ・ホスピタリティ、UFC選手とのミート&グリートなど、VIPエクスペリエンス・パッケージで舞台裏を楽しむことができる(詳細はUFCVIP.com)。 シドニー大会の詳細は今後数週間のうちに公開されるが、UFC公式のシドニー大会ページにて『UFC312』の前売りチケットと試合情報を登録することが可能だ。 アジア・オセアニアでは、2024年11月23日(土)に『UFCファイトナイト・マカオ』が開催されるが、今回のシドニー大会はナンバーシリーズ。日本との時差2時間の『UFC312』ではどんなカードが発表されるか。 また、2017年の『UFC Fight Night: Saint Preux vs. Okami』以来、開催が途絶えているUFC日本大会は、2025年に開催となるか。今後の動向に注目だ。