台湾のパリオリンピック公式ウエアは“らしさ”がたくさん 地元の人気ファッションデザイナーが担当
ポロシャツには台湾の素材開発力を生かし、環境に配慮した素材を使っている。生地には世界初となるカーボンキャプチャー技術を用いて、工場から排出されたCO2を回収して低炭素の人口繊維に変換し、ゲルマニウム繊維をたっぷり加えた機能素材を開発した。チョウ=デザイナーは、「数値的には、森を歩いているぐらいリラックスした効果が期待できる」と説明する。国を代表する選手たちのウエアをデザインすることについては「選手だけではなく、全国民に期待されているからプレッシャーはある。でも、チャレンジしがいもある。パリではいろいろな国の公式ウエアが集まるので、コンテストに挑むような気持ちでデザインしているんだ」とほほえんだ。