ジュリア（左）とＳａｒｅｅｅ

　女子プロレス「マリーゴールド」のロッシー小川代表（67）が、フリーとして参戦するSareee（28）からの提案に前向きな回答だ。 　7月13日の東京・両国国技館大会でジュリア（30）と一騎打ちするSareeeは「このシングル、まだ動きがない団体最高峰のワールド王座をかけて戦った方が盛り上げると思うんですよ」と提言。UN王座とスーパーフライ級王座は初代王者決定トーナメントが開幕しているが、ワールド王座だけが何のアナウンスもされていなかった。 　所属ではなく外敵からタイトル戦の開催要望が出たことについて、小川代表は「望むところですね。赤いベルトをつくったけど、決定戦が開催できていない状態ですし。勝った方がチャンピオンになるのが理想です」。5年ぶりとなるジュリアとSareeeのシングルを〝初代ワールド王者決定戦〟として開催する方針を示した。 　問題はジュリアの出場が不透明な点だ。5月20日の旗揚げ戦（後楽園）で右橈骨遠位端（みぎとうこつえんいたん）骨折を負い、戦線離脱したまま。小川代表は現状を「サポーターをして徐々に動かせるようになっている状況ですね。本人は出る気マンマンです」と説明する。 　同大会ではこの他、米WWEスーーパースター、イヨ・スカイの招聘に成功。林下詩美とのシングルが組まれた。小川代表は「（今月11日にイヨの）参戦を発表してから、チケットの売り上げが伸びています。このまま両国までいい形でいけば」。団体初のビッグマッチ成功に向け尽力を尽くす。