怒り心頭のイヨ・スカイ（中）はカイリ・セイン（左）とダコタ・カイに宣告　ⒸAbemaTV, Inc.

　WWEの悪女ユニット「ダメージCTRL」はどうなるのか。イヨ・スカイ＆アスカ＆カイリ・セインが中心になって暴れまくってきたが、岐路に立たされている。 　ベイリー、イヨ、ダコタ・カイでスタートした悪女ユニットに昨年11月からアスカとカイリが加入。戦力アップすると、イヨらはリーダーだったベイリーを追放し、日本人同盟が主力となった。だが、今年4月の祭典「レッスルマニア40」では、イヨがそのベイリーにWWE女子王座を奪われ、5月の「バックラッシュ」ではアスカ＆カイリがWWE女子タッグ王座を奪われた。 　さらにアスカが負傷して欠場。自身の「X」にアップされた動画では、左ヒザを痛めたようで、今週には手術したことも明かされた。数々のタイトルを手にしてきた女帝の不在は大きく、NXTから昇格した新星ライラ・ヴァルキュリアにはイヨ、ダコタ、カイリが立て続けに敗れた。イヨはライラに雪辱し、「マネー・イン・ザ・バンク（MITB）」ラダー戦（7月6日、カナダ・トロント）出場も決まったが、カイリとダコタは結果が出ていない。 「ABEMA」にて放送された17日（日本時間18日）のロウ（テキサス州コーパスクリスティ）では、カイリ＆ダコタが元WWE女子タッグ王者のカタナ・チャンス＆ケイデン・カーターと激突。ゴング前から奇襲を仕掛けたものの、小兵タッグの合体技を浴びてしまう。カイリは早々とインセインエルボーを発射。だが、ダコタとの連係が乱れ、3カウントを奪えない。リングサイドにはライラが現れ、ダコタが気を取られると、カタナ＆ケイデンの合体技「アフター・パーティー」でダコタがフォール負けを喫した。 　バックステージに戻ったカイリとダコタは「何なのあいつら？　意味わかんない」とボヤいたが、イヨが「もういい！」と日本語でブチギレた。さらに英語で「ダメージCTRLは変わらないといけない。変わらないなら、私が変えてやる」と宣告。イヨのけんまくに、カイリもダコタも口を開くことはなかった。 　来週のロウではカイリがMITB予選トリプルスレット戦でライラ、シェイナ・ベイズラーと対戦する。一体、イヨは悪女ユニットをどう変えるというのか？　勝てばいつ何時最高峰王座に挑めるMITBラダー戦の行方にも関わってきそうだ。